老犬はあまりに多くを教えてくれる
ちょっとした不調はいつもこの子(飼い犬のKURO)が治してくれる。
フレンチブルドッグの男の子で、今年で11歳になった。もうおじいさんと呼んでもいい歳かもしれない。
頭痛や不安は特段癒しの魔法を使って安らぎを与えてくれる。
歳をとってからは尚更癒しが上手になった様に感じる。
たぶんこれは、クロが歳を取るごとにとてもリラックスしていて、私はそんなクロを11年近く心から信頼している実績が、なし得た魔法だと思う。
そう、これはもう魔法なのだ。痛みを消し、どんな不安も心配も彼がいればすぐ消してくれる。今では、クロにピッタリくっついてしまえば、何をそんなに乱れた気持ちになっていたのか?とさえ思う。
私を凪の心に戻して、平安を与えてくれる。
クロとの生活も11年。私がクロと出会ったのは25歳の時で、私はあまりに未熟な人間だった。(今でもどうしようもなく未熟なのだけど)
社会人として足を踏み出したばかりで毎日疲弊していたのだけれど、同棲していた彼が一緒に飼うことに賛同してくれた。(今は結婚して夫になった)
クロはとてもやんちゃな子犬で、イタズラをして何度も私は頭を抱えた。でもクロが来てから私は本当の意味で自分が孤独とか不幸だと感じた日は1日もなかった。
少し敏感で疲弊しやすい私の心をいつも慰めてくれた。
もちろんいつかは別れがやってくる事は百も承知なのだけれど、そんな日は1日でも遠い未来であってほしい。愛犬家のありきたりな願いだけれど、そう願わずにはいられない毎日。
老犬は1日の大切さを身をもって教えてくれている。ストレスや不機嫌な時間を消耗する事の不毛さもまた教えてくれている。
いつだって愛に満ちて良い、平安で幸せであっていいのだと思わせてくれる。そして、そう思えた時に湧くエネルギーこそが、私たち人間や動物が最初に持つエネルギーだと信じている。
それなのにどうしてこの世界は同類で殺し合う事が辞められないんだろう。
何の話かさっぱり方向を見失ったが、覚書きでいいのでnoteに残しておこうと思い書き留めました。