![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105947015/rectangle_large_type_2_62734eeaa162174db0e555c54ab761b9.jpeg?width=1200)
うた そら(宇宙)のまにまに18
山の神に問いかけられて
わたくしは 確かに眠っているのだけれど
山の神のことばが 脳内に ダイレクトに 届いてしまった
「わたしが 女を 疎んずるはずが ない」
その瞬間 反射的に ご尤も と思ったことだ。
さらに 続けて
「わたしが 醜いから、美女を 嫌うなどと?」
と シニカルな感じで 問いかけられた。
ほんとうは "見えにくい(可視化できない)世界" の書き換え
だから
女の美醜を はかるなんぞに 頓着されようはずもない
そんなことを稽えていると、
また
「そのとおり わたしと巫女の交信を 都合が悪いと思う輩が
稚拙な戯言を弄して 妨げてきたのだよ」
と ご満悦な 答え合わせを されたのだった
やれ 何とか合格できたかな、と安堵して 神様問答を終えたのだ
***************************
これは磐座に出向いた日の夜に生じた、夢か脳内問答か判別しがたいモノの記録。
身体は横たわり、目を閉じているのだけれど、クリアな覚醒感覚がある。
映像が浮かぶのでもなく、 聴こえるのでもなく
思念のやり取りのような問答がただ淡々と進む。
単なる自問自答といえなくもない
だからこそ
わたくしは「忘れずに ちゃんと 書き記さねばならない」と
強く思ったのだ。
詣でた神社の社務所には 親切な女性方がおられ、
丁寧な対応をしていただいた。
そのお社の背後の磐座は、五月の明るい陽射しに照らされて、
悠然と波動を響かせていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1686324524693-0e4GYGBhRZ.jpg?width=1200)
其処に暫く佇んでいると、
人々の切実な願い(たいていは雨乞い)を天に届けるヒメ巫女の姿が
ホノグラムのように立ち上った気がした。
女性性が本来持つ 受動的な性質が、
ご神意を受け止め、人々の思いを受け止め
自身の中でつなぐ(くくる)のに
最適であるのは 当然のことであった。
ククリヒメの名の意味するところは、其処に在る。
それを善しとしない者たちが
女はケガレているから、山に入れない
美女を嫌う、醜い山の神
などという出鱈目を流布したのだろう。
そもそも山の神とは?と思い調べれば、問答通りの民俗学的な解説があった。
わたくしが出会った磐座の、更に奥宮への道に建つ鳥居の脇には水分神社と標があった。その先には、山の神のうちの、命養う水を与えてくださる水神様(龍神)がおいでである。つまりは、雨乞いの対象である龍神の祀り場がこの磐座なのだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1686321705758-LzF94Y3BRa.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686321707203-y9zbbfC9xA.jpg?width=1200)
嘘で固めたことは、どうしても行き詰まってしまうものだ。今時のワクチンの効能などもその一例に過ぎない。いい加減、くだらない作りごとに付き合うのはやめて、本当の世界で生きていこう。お金と魂を交換しようなどとする邪な誘惑に誑かされることなく。
清くケガレなく、 直くズレることなく、美しくトトのった魂を振り、和やかに共生(ともいき)する道を歩みたい。
山の神さまに思いを馳せて、そう願った皐月の夜半だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1686321707898-RURnZWAG9F.jpg?width=1200)
最後までお読みくださり、ありがとうございます。和風慶雲。