アーチを育てる からだ♡ダカラ⑩
わたくしの足について、以前靴屋さんでシューフィッターの女性が笑いながらコメントくださった。「あらあ、ペラペラで小さいですね‼」
ペラペラと言われたのは、生まれて初めてだったけれど、素直に「そうなんだ、ペラペラなんだ」と受け入れた。土踏まずは在るが、単純に薄いのである。
その話を今は亡き義父さんに伝えると、笑い皺を作って「ペラペラちゅうんか、あんたの足。」とちょっと受けた。
歩くのは嫌いではないのに、疲れやすい。それは虚弱であることからくると思っていたが、なんと足の形も疲れやすさを誘発していたようだ。全身、骨も細く小さめな上に筋肉もつかない。太れるほど消化吸収力もなく、少し体重オーバーすると風邪などの発熱でもとに戻ってしまう。まさしくザ・虚弱である。虚弱の統一感あるわたくしの身体。まさか足の裏までとは、少し吃いた。
しかし、その当時はまだ若かったし、足をどうしようというよりもいろんなことに忙しかった。なので、そのまま放置していた。そして歳月はどんどん流れて。。。
偶然目にしたテレビ番組で見かけた靴屋さんが、たまたまイヤシロチ巡りの帰りに通った商店街にあった。「あ、此処、昨日テレビで見た靴屋さんだ。入ってみよう。」と同行の友人と店内を覗くと、店主が自分の顎関節症を靴の調整で治せた、という実体験を交えながら、足の形や歩き方の癖が体のいろんな不具合に関連してくることを話して聞かせてくれた。
実際にお店の靴を選んでから、フィッテングをしてもらうのに、足を素手で触ってタコの有無や場所、アーチや筋肉の付き方、柔らかさなどを確認して、靴底に小さな加工をいくつも加えてくれた。その靴を履いてお店の中で歩いて、観察してもらい、自分も体感で確認する作業を何度か行う。うすうすはわかっていた、わたくしの身体の左右差を店主は見事に了解して右左全く異なる調整を施してくれた。新しい靴がすんなりと馴染む感覚は初めてだった。今までずっと既成靴を履いてきたわたくしの足裏。初めて左右違う調節をそれぞれ行った靴を履いたのだった。いい感じだ。
そうして作ってもらった靴は数年経過しても、とても履きやすく、調子が良い。何より疲れにくいのが最高である。丁度店内で靴を物色している最中も妙齢のお姉さま方が連れ立って来店されて、「ここの靴のおかげでたくさん歩けるようになった。」とニコニコと話していたのも喜ばしい。
このように靴の大事さに気づくと、そういえば、日本人が靴を履く前の履物はどうだろうと思った。草履や下駄は良いことがあると聞く。脳の発達にもいいとかで(笑)子どもが小さいときは、草履をはかせていた。夏場のサンダル代わりのビーサンのような履物を自分に買ったこともあったけれど、それで足や身体をどうこうできる意識は皆無だった。
改めて、草履もここでチェックしてみようと探すと、下駄のお話も見つかった。
https://getaya.jp/blog/20200422/
なんと、この効用はわたくしの年齢にピッタリなものではないか。下駄や草履の見直しと、どんなものが自分に合うか再考する値打ちがありそうだ。
とはいえ、わたくしも五十路。道具(履物)に頼るばかりではなく、きちんと自分の足の面倒をみていこうと、思い立つ。何故ならば、お楽しみである、イヤシロチ巡りには山道、石段など目的地の前に立ちはだかっているから。ご神気チャージで少しでも気の巡りをよくしたい、リフレッシュしたいと願うのなら、足裏の機能をどうにかキープしたいもの。
ここにまた、大変参考になる記事を見つけた。わたくしがお世話になったところとは違うけれど、靴屋さんがまとめたようである。↓
https://andsteady.com/primarystep/basic-knowledge/foot-mechanism/how-to-make-sole-arch-2.html
「これからは自分で、アーチを育てよう」とふと、言葉が降りてきた。足の裏について、これまでの人生ではほとんど考えたことも注目したこともなかったけれど、これからはこれが結構重要なキーワードだと思う。
ひとまとまりのエクササイズはないかしら?と探してみると、いい動画も見つかった。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Y09M6c9dzNI
日常的に、足のケアはこのヨガの動画でイケそうである。冬場こそ足先までの血流をキープするのも大事である。これからお出かけ前や朝夕の冷え込みの時には足裏の手入れを行い、いつでも好きなところにテクテク歩ける身体を作っていきたい。
まずは足の神様へのご挨拶か?と思うと、まさにドンピシャのお社も見つかった。
https://hattoritenjingu.or.jp/about
その参拝のテーマソングはやはり、コレであろう♪♪♪
https://www.youtube.com/watch?v=KjqNqm23Ti0
二足歩行の不安定な動物は手を自由に使えるようになって、道具を使い知能を発達させていった。歩くことは、人の仔の重要な動作であり喜びでもある。大事に扱って、できうる限り長く遠く、この足で自分を運んでいきたいと切に願うのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?