国政による一時貸し付け制度について【その後】
4月に以下の記事を書いていましたが、その後の進捗と現状をお伝えしたいと思います。
結論からいうと申請は難しくなく最高20万円まで無利子で借りる事ができますので、お金に困ってフリー ローンやカードローンを使おうとしている人はすぐに住んでる市役所、区役所に問い合わせましょう!
前回の記事のリンクが切れているので、改めて東京都の資料はコチラです。
今回の貸し付け条件をここにも記載しておくと、
●貸付上限額 20万円以内
●据置期間 1年以内
●返済期間 2年以内(24回以内)
●連帯保証人 不要
●利子 無利子
となっています。
私は上記の資料にある
■貸付対象の【キ 上記以外で、休業等による収入減少等で生活費の貸付が必要なとき】
に当てはまり申請をしてきました。
以前電話で申し込みをした時は「収入が減った事がわかる証拠」(シフト表がない時はメッセージのスクショや給与明細など)が必要と言われ、3箇所で複数箇所で仕事している側からするとそれを用意するのも大変だなと思っていました。
もしできない時は最高額10万円までの貸付になるという事でした。
しかし今回申請した時はルールが変わっており、上記がなくても最高20万円まで(これより低く借りる人はそれも可能です)申請する事ができました。
実際の手順(5月中旬現在)
私は平日休みなので平日に行きましたが、場所によっては土日もやてるみたいなので詳しくは各役所に問い合わせましょう。
1、まず予約する
上記の様に簡略されたのも申請者が多いからとの事でした。つまり現職員だけでは対応できないという事です。
通常窓口と違い予約が必要になりますので必ず電話で問い合わせましょう。
2、必要なものを準備し予約日時に役所で手続きをする
当日必ず必要になるもので手元にないのは住民票になると思います。マイナンバーをお持ちの方はコンビニで発行ができますが、お持ちでない方は事前に取得が必要なので、当日発行する方はその時間も考慮して予約しましょう。
必ず必要なものは
①住民票(種類が色々ありますが一般的な物で大丈夫でした)
②本人確認書類
③振込先口座の情報
④印鑑
になります。
私の場合は東京かつ混雑するかと思い10時に予約をし、9時前には役所へ行き発行しましたが、思ったより混んでなくて発行まで15分ぐらいでした。
因みに発行に300円ほどかかりますのでご注意を。
「借りる申請をするのにお金払わないといけないの!?」
と思う方もいるでしょうがこれで199,700円ぐらいを無利子で借りれるなら安いものと思いましょう!
余談ですが、受付の方がフェイスシールドや各窓口にアクリルのシールドが張り巡らされてるのが印象的でした。
2、必要なものを準備し予約日時に役所で手続きをする
あとは受付に行って状況ヒアリングと書類を書けば完了です。全部で1時間程でで終了しました。
この中で、気にかける事があるとすれば、
「収入の減少状況に関する申立書」
の減収前の金額と減収後の金額を書く所でしょうか。当然ですが減収後の方が減収前より少なくなっていないといけないのですが、これもおおよそで良いとの事でした。
私の場合は3月から仕事が切り替わったり、新しく始めたりしたので明確な明細がなかったので、本来順調にした仕事をした時の収入見込みで記載しました。
書き方がわからない時は担当の方がちゃんと説明してくれますので安心ですが、郵送受付もされている様ですので、郵送の方は注意が必要です。
3、振り込まれるのを待つ
当初は申請から振り込みまで半月ぐらいは最低かかると聞いていましたが、問題がなければ約10日ほどで振り込まれるとの事。
かなりスピーディですので月末月初に何かしら支払い予定の人には非常に有難い対応だと思います。
4、返済登録用紙を返送
今回貸し付けの1年後から定期返済がスタートするわけですが、その受付担当する所が東京は1箇所で処理しているらしく処理が全く追いついていないとの事…。
そりゃそうですよね、何万人や何十万人の情報や書類を取り扱ってるのかと思うととんでもない…。
ここに関しては来年の返済予定1,2ヶ月前に書類が届きそこで返済用口座を指定する様です。
なのでそれまでに住所が変わる場合は必ず届け出をしましょう。
このお金は国からというよりかは隣にいる人から支援をしてもらっている様なものです。
なので間違っても返済をしないとかはあり得ない!
本来貸付は借りた次の月から返済が始まるし、そこに利息が上乗せされるのが普通です。
それが1年返済据え置きでかつ無利子という事がどれだけ凄いことか!
(その上延滞したとしても延滞遅延%が3%という低利子…、銀行だと15%近くが一般的です)
なので自分が税金払ってるじゃん!とか住民票取得の時のお金で回してるんでしょ?だったら自分も払ってるし〜
とか思わずこれを正しい投資に利用し、落ち着く目処であろうこの2,3ヶ月を乗り切りましょう!
なのでもう一度言いますが、
間違っても返済をしないとかはあり得ない!!
余談ですが、今回申請申し込み窓口に行った時に、部署の方が大きな声で
「おはようございます!」
と言って用件を聞きにきてくれたのが印象的でした。
きっと連日対応に追われているし、不安やマイナスな感情を持ってくる人を対応したりする事で自身のエネルギーも低くなるだろうし、国の政策で文句なども言われているかもしれません。
にもかかわらず利用者にはプラスエネルギーで当たるあの公務員さん。超かっこよかったし、それができるのが凄いと思った。
支援を受ける立場からついつい弱い立場と考えてしまう所も自分もあったのですが、No,more Victim awareness(被害者意識)
皆んな同じ国の上に住む以上指して変わらないもの。相手がマイナスな時ほど自分がプラスにと思わされました。
税務署の仕事も経験しましたが、なんだかんだでやっぱ公務員はすごいと思います!