438 綺麗事に過ぎる
自戒して、綺麗事を書くのはいいけれど。はてさて。実践出来てるかと聞かれると答えに窮してしまう。
相変わらず、努力なくしての勝利を追いかけている気がする。30年の負荷を一瞬で取り返せる訳がないので、ただの夢でしかないのだけど。
こと小説だと。こと人生を振り返ると。
「自由に、好き勝手やりたい!」というのが、俺の根源的・幼児的願望で間違いないように思える。
思い返せば返すほど。『本当の自由』に出会えていなかった記憶が深い。親にいいようにされたり、他人にいいようにされたり。こっちも忖度したり。
過度に受け取ったり、過度に受け取らされた(と、俺が感じた)り。俺が、「自分を良く見せよう」と試みたことで。俺の鎧ができあがって。
今となっては、脱ぎにくくなってしまった。少しずつ引っ剥がしてるけど、次から次へと、殻が見つかって。それもまた、完璧主義なのかもだけど。
小間使い。強制。からかい。何かに打ち震えた時、抱き締めてもらった記憶もない。許しを貰えた経験はあるけど、少なくて。
食事とかは普通だったから気づかなかったけど、もしかしたら、毒のある親だったのかもしれない。
実際、老後まで面倒を見たくない。自分の人生を消費したくない。そんな、自己中心的な思いにあふれていて。
書けば書くほど。いろんな言葉があふれかえる。鎧を抱えた自分も、また自分なんだけど。少しでも良いので認めたい。
今日のところは、この辺りで。おわれ
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