扁桃腺摘出入院報告書ーエピソード0.3ー検査と同意書の重さ
今回も口蓋扁桃摘出の私のケースを綴っていきます。
前回の記事で入院の予約をしましたが、その際に入院に向けての『検査の日程と同意書の束』を渡されました。
手術する為には大量の低いハードルを超えなければならなかったのです…。
そう、大体低いものの、大量です。
入院の為には『検査』をしなければなりません。
なので、
①手術一ヶ月前に検査のため、と
②手術一週間前に検査結果と最終確認のため、
に来院しました。
少なくても、2回の来院が必要になります。
予定はゆとりを持ってあけておきましょう!
◎入院約一ヶ月前の検査
事前に「検査のしおり」の様なものを頂きました。
来院してから、早速、検査ツアーです。
採血(エイズ検査含む)、採尿、心電図、胸のレントゲン。病院内をゆったり一周しました。
そして担当医との普段飲んでいる薬やサプリメントについての面談。
私は当時、特に何も飲んでいなかったので、サラリと終わりました。
◎手術の同意書へのサイン
そして渡される"同意書"の束!
人の身体を弄り倒す訳ですからね。
当然ながら多いのです。
主に3つ、書きたいと思います。
①摘出手術の同意書
どこをどんな風に切ります。という、大事な同意書。
この手術の危険と合併症の大切なお話です。
ざっくり説明!!
・口蓋扁桃摘出手術は"100例に1例"ほどの割合で、瘡蓋になって止血していた部分から再び出血して"再手術"が必要になる事があります。
私が手術前に色々と調べていた時には、術後2リットルほど出血して救急車で運ばれ、緊急手術になった方もいたそうです。(突然、血を吐き出してしまって、飲み込んでも出しても止まらないというお話を聞きました。)
・開口器が舌や口腔の粘膜に当たって口内炎になる事があります。
・手術の際、舌が圧迫され、一時的な味覚障害や舌の運動障害が起こる可能性があります。
上記の二つ!!!
これが!!一番!!!辛かった!!!!
この苦しみは、術後編でたっぷりお話します。
②麻酔の同意書
使う麻酔薬の種類、効果、投与方法、使う医療器具の写真、注入方法の図解、起こりうる合併症の細かすぎる詳細付き!
最早、冊子!!本です。
麻酔科の圧を感じました。
私は全身麻酔で、注射とガスのダブル使用でした。
③エイズ検査の同意書
もし仮に感染していて、免疫力が低下していた場合、とても危険な手術になります。
エイズ検査をするのに同意書がある、これだけで深い理由を感じますね。
◎入院だいたい一週間前
検査結果を聞きに来院。
異常はなし!!!
ですが…血液検査で、肝臓の値が基準値を超えていました。
担当医「お酒、よく飲まれてます?」
と、私生活がばれて恥ずかしい思いをしました。
私は毎日飲むほど、お酒、大好きなのです。
※手術には全く影響のない値でした。
さぁ、ここで、入院までラストスパートッ!!!
次に来院する時は入院日当日になります。
ここで、最後の調整に入ります。
◎手術直前に控えるもの
喫煙者の皆様、悲報です。
一週間前から禁煙です!!!
(※私は担当医からの説明が無く、入院直前まで噛み締めるように吸ってました。後に麻酔科の先生からとんでもない顔をされました…。)
※喫煙していると全身麻酔をかけた後に痰が多く出る、などの副作用を引き起こす可能性があるそうです。私は奇跡的にも出なくて助かりました…。
何が起こるかわからないので、ちゃんと禁煙しましょう。
一週間前の禁煙…いや…結構きついですね…。
また、爪の色の観察と清潔安全のため、マニキュア、ネイルなども一週間前から禁止です。
悟りを開く気持ちで臨みましょう。
今回はここまで。
読んでくださった方、ありがとうございました。
さぁ、やっと、やっと入院しますよ!!
旅行に行く気分で荷物をまとめましょう!
次回、入院当日の大幸運女(ラッキーガール)。