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初めての殴られ経験👊

 小学校は長崎県の五島列島にある上郷小学校(かみごうしょうがっこう)というところに通っていて、毎日元気に登校していた。

 サッカー頑張りたかったので、家から学校まで約1kmの道のりをリフティング(ボールを下に落とさない技術)で登下校していて、ボールが下に落ちたらまた、家から再出発しやり直しというマイルールを設けていた。

 ある日、登校時間ギリギリで学校を目前にしてボールを落としてしまった。悩んだ挙句、やはり自分で決めたルールは絶対!という事でまた家に帰りリフティングをスタートさせ、もちろん学校は遅刻した。

 もちろん母親にブチ切れられた。鬼の顔というのを初めて見た気がする。ゾクゾクっと背筋が冷えるとはこういうことか。。。人生の勉強になった。

 しかし、それが悲劇ではなく、殴られ事件に発展したわけではない。次なるピンチが僕を襲った。

 それは・・・ちょっと僕に似合わず品の無い話になるが、その当時小学校時代なので許しいてほしいが、

 下校中にウンコ💩がしたくなった。しかも、家まで間に合わない。知り合いの家にトイレを貸してとお願いする勇気もない。このままでは、、出ちゃう。

 僕が悩んだ挙句、その当時の僕の思考レベルで選んだ最高の手段・・・・それは知り合いのお菓子屋さんの裏の側溝でウンコ💩をするという手段。

 最高だった。身体の中から全てが解放され、華やかなクラシックのような音楽が、まるでフルオーケストラで奏でられているようだった。

 しかし、僕は気づいた。“ティッシュが無い”

 マジで焦った。汗が滝の如く流れてくる。やばい。。。どうしよう。。。ドンドン流れてくる。心臓がバクバクして色んな穴から出てきそうだ。

 誰か来るかもしれない。僕の完全犯罪はここで終わってしまうのか。しかも時間が経てばたつほど、臭いも充満してくる。やばい・・・・・

 さっきまでフルオーケストラで優雅な時間を過ごしていたのに、一気に犯罪者の気持ちになってきた。絶対にあの小鳥たちも僕のことを笑っている。

 だけど、神は僕を味方した。神は僕に知恵を与えた。【小さな石】たちがそこの石垣に沢山あるではないか。僕は、その神が与えた石を使って、感謝をしながら一生懸命に拭いた。人生をかけるように拭いた。【僕の意志は】強かった。

 今思えば、名前は出せないけど、某祝部商店のおばちゃんには本当に申し訳ないことをしたなと今でも反省している。

 話は逸れたが、実は殴られ事件はそれによって起こったわけではない。小さな良い子たちは絶対に真似しないで欲しいが、

 その祝部商店で僕は、お金を払わずおばちゃんに見つからないように、お店の中でお菓子を食べていた。いわゆる万引き。。。絶対にやっては行けないこと。時効ということと、啓蒙活動することで許して欲しいが、この事実が当時、僕がクッパよりも恐れていた人物にバレてしまった。それがだ。

 もちろん、ボコボコにされた。小学校のグラウンドで。。。当時、好きだった女の子も目の前にいるのに・・・そして、祝部商店に連行され、土下座させられ全力で謝れと。。当時はめちゃくちゃ辛かったが、真っ当に生きることを教えてくれた兄には心から感謝している。(←当たり前のこと笑)

 これが僕が一番初めに人に殴られた経験かも知れない。やはり、この罪を償うためにも人のお役立ちができる生き方をしようと心に刻んだ。 

 今日も話を聞いてくれてありがとう。愛と感謝の気持ちを込めて・・・


P.S. それにしても、あの時の解放感は幸せだったなぁ。。。

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