コロナPCR検査の役目終えたロボットが大学で再び活躍へ
本学と岐阜大学を運営する東海国立大学機構は1月23日、アーム型ロボット50台を両大学に寄贈いただいた川崎重工業(株)に感謝の意を表する記念式典を開きました。
当機構の松尾清一機構長から川崎重工・航空宇宙システムカンパニーの下川広佳プレジデントに感謝状を贈ったほか、式典の出席者らにアーム型ロボットをお披露目しました。
寄贈いただいたロボットは、新型コロナウィルスのPCR検査に使われたもの。感染リスクから医療従事者を守る目的と、PCR検査システムの社会実装と運用に活用されたもの。
現在、PCR検査の状況が落ち着いてロボットの利用頻度が減ったことから、有効活用を図り寄贈されることとなりました。
ロボットの一部は、すでに両大学の研究機関に配置されたものもあり、今後はロボットのプログラム操作を学ぶ講義や工作機械などとして幅広く活用していく予定です。
式典で下川プレジデントは「学生などに触れてもらうなど、広い分野で協力していきたい」と話し、松尾機構長は「少子化で労働力が減る中、ロボットの役割は重要」と意義を強調し、学生の教育と研究に役立てる意向を述べました。