お布団は偉大。
暑い。寝苦しい。
寝てる間に扇風機のタイマーが切れて目が覚める。
まだエアコンを入れるほどではない。
かゆい。腕を蚊に刺された。
またいるのか。あいつは。いつどこから入ってきたんだ。
ここ数日夜中はこんな感じ。
もう梅雨明けって言っていいんじゃない? というような真夏日が続いていて、名古屋では日中の気温33℃を記録している。
明け方に寒くなる日があるから毛布と羽毛布団を粘って使っていたけど、ここ最近は安眠に差し支えるほどになってきた。もう限界だ。
羽毛布団を天日に干した。
中綿入りの敷パッドも洗って干して、毛布は「布団巻きのジロー」にお願いした。
「お任せします!」
とお店の人に頼んだら1時間半でフワッフワにして返してくれた。
ついうっかりそのフワフワに包まれてもう一晩眠りたいような心境になった。
お布団は偉大だ。
お布団は安心をくれる。
お布団は安らかな眠りをくれる。
もうここから離れたくない。
そう思わせてくれるのは、自分のお布団。
しかし季節に合わなくなった”あったかお布団セット”とはまた半年間のお別れ。
お日さまをたくさん吸った羽毛布団、中綿入りのもこもこ敷パッド、フワッフワの毛布を布団圧縮袋に入れて中の空気を全身の重さで外に出す。
さっきまでのフワフワ、モコモコをペッシャンコにして、押し入れの天袋にしまった。
麻素材の式パッドと薄中綿入りの掛け布団を押し入れから出したら、あっという間に夏のお布団が完成した。
蒸し暑くて起きると足元に毛布と羽毛布団がダンゴになっていたこの数日を思うと、夏のお布団はスッキリしているし、肌触りがサラリとしていて快適。
やはりお布団は偉大だ。
こうやって書いていたら、もうお布団に帰りたくなってきた。
お布団は故郷なのかもしれない。
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