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<アーカイブ:1995>オリノコ・フロー(Orinoco Flow)をかけながら
名古屋市女性海外派遣団に参加した女性たちの成果発表にもなった名古屋アイルランド研究会主催 第1回企画 映画とトークは、トーク:大野光子・アイルランドの魅力 映画:地球交響曲ガイアシンフォニー第1番のプログラムで平成7年(1995)9月17日 愛知勤労会館を会場に開催されました。
この日を迎えるまでのプロセスを思い出すときエンヤのオリノコ・フローの歌詞が一緒に思い出されるから不思議です。
そのくらいエンヤのこの歌は、準備会のたびに流され、当日の最初と最後のテーマとしても流されました。
sail away, sail away, sail away
sail away, sail away, sail away
sail away, sail away, sail away
sail away, sail away, sail away ・・・・・
準備会では、会場の確保、広報、映画上映の手順と映画技師との交渉、当日の時間配分、役割分担、冊子のための広告取り、チケットの料金やチケット印刷にいたるまで全部手作りのため、今から考えればよくまとまったなあと思うことしきりです。 団長の大野光子先生の参加とご協力もさることながら子供をつれての夜間の準備会、職場のファックス・コピー機の内緒の使用、夜なべのチケットづくり。休日返上のリハーサルなど「派遣団は現地に行って来るだけではなかったのか」と内心もやもやは、私だけではなかったのではないでしょうか。
当日エンディングロールが時間オーバー、タイムキーパーの私は、最後をカットしてしまいました。あとでひどく怒られた事も苦い思い出です。そのせいか、いまでも私は、最後の最後まで映画は見るようにしています。
冊子には、駐日アイルランド大使デクラン・オドノバン氏、日本アイルランド協会の上野格先生、映像研究会の岩見寿子氏、ガイアシンフォニー監督
龍村仁氏から一文を寄せていただけたことは、スタッフの大きな励みになりました。ともかく交渉や舞台に立って人前で挨拶をする、不特定多数の人たちを一同に集めて時間を共有する、など未経験のことばかり。準備会ではときに緊張感の高まるシーンもありましたが、派遣団の構成が異年齢だったことも救いでした。アイルランドで見てきた自立した女性たちの活動を手本に私たちもチャレンジしたのです。
私たちの代表がオリノコ・フローの流れる中、閉会の挨拶をされる姿がとても誇らしく思えたことが思い出されます。
達成感を感じる貴重な経験になりました。企画して実行する楽しみは、その後の名古屋アイルランド研究会の原動力になりました。
(M)
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