【4/21 #日めくりクラシック音楽 】今日はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」初演日(1917年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1917年4月21日に初演日を迎えた、フランスの作曲家、クロード・ドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」をご紹介します。
クロード・ドビュッシーとは?
クロード・アシル・ドビュッシー(1862-1918)は、フランスの作曲家。パリ近郊のサン・ジェルマン・アン・レーに生まれる。
ベルレーヌの義母モテ夫人にその天分を見出され,10歳でパリ音楽院に入学,1884年にカンタータ《放蕩息子》でローマ大賞を得て卒業。R.ワーグナーに傾倒し,象徴主義の詩人たちと交わり,ことにマラルメの〈火曜会〉に影響を受けた。
やがてワーグナーの美学への疑念を深める中,ムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》を知り,1889年のパリ万国博覧会でガムラン音楽(ガムラン)を聴き,決定的な影響を受ける。
マラルメの詩による管弦楽曲《牧神の午後への前奏曲》や『影像』『前奏曲』で作風を確立し,続けてメーテルリンクの戯曲によるオペラ《ペレアスとメリザンド》(1893年−1902年)を完成。
伝統的な和声理論にとらわれない独自の手法で音の色彩を追究,20世紀を先導する作曲家となった。作曲家の本意とは別に,絵画史上の概念から借りた印象主義の名で呼ばれることになる。
教会調,5音音階,全音音階,平行和音,半音階を自由に駆使して,「響-音色それ自体」のなかに瞬間的イメージをとらえようとした。
作品はほかに,付随音楽『聖セバスチアンの殉教』,管弦楽曲『ノクチュルヌ』交響詩『海』,ベルガマスク組曲(第3曲の月の光で有名)、ピアノ曲『版画』『子供の領分』など。
クロード・アシル・ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
この曲は、フルート、ヴィオラ、ハープの三重奏によるソナタとして最も有名なクロード・ドビュッシーが作曲した楽曲。
ドビュッシーはその晩年、「様々な楽器のための6つのソナタ (six sonates pour divers instruments)」を作曲する計画を立てた。
チェロとピアノのためのソナタ (1915年)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (1915年)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1917年)
オーボエ、ホルンとクラヴサンのためのソナタ
トランペット、クラリネット、バスーンとピアノのためのソナタ
コントラバスと各種楽器のためのコンセール形式のソナタ
の6曲である。6曲というのは、古典派以前の6曲1組の形式を意識したものと考えられている。
ドビュッシーは癌に侵されながらも作曲を続けたが、ヴァイオリンとピアノのためのソナタを書き上げた翌年に没し、残りの3曲は計画のみとなってしまった。
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタは、1915年の9月から10月という短い時期に作曲された。残された他の2曲と共に、ドビュッシーが作曲した室内楽曲の傑作と評価されている。
それでは、今日はこの辺で🎶
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