【3/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ブラームス:ピアノ五重奏曲 初演日(1868年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1868年3月24日に初演日を迎えたドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスの「ピアノ五重奏曲 Op.34」をご紹介します。
ヨハネス・ブラームスとは?
ヨハネス・ブラームス(1833-1897)は、J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共に、ドイツ音楽における三大Bとも称される。ドイツ古典音楽の伝統に立ち、19世紀後半のロマン主義を代表する。
父から音楽の手ほどきを受け、15歳で独奏会を開いた。
1853年 J.ヨアヒムやシューマン夫妻と親交を結び、種々の援助を受け、57~60年デトモルト宮廷、ゲッティンゲン、ハンブルクの合唱指揮者を経て、62年からウィーンに定住、ジングアカデミーの指揮者となった。
68年「ドイツ‐レクイエム」で名声を博し、72年楽友協会の主任指揮者として各地を演奏旅行した。その間、交響曲、協奏曲、室内楽など古典主義的な形式的客観性をもつ格調高い作品を数多く作曲。
J. S.バッハやベートーベンを敬愛し、反ワグネリズムの代表的作曲家となった。主作品は交響曲4つ,ピアノ協奏曲2つ,バイオリン協奏曲,バイオリンとチェロのための協奏曲のほかピアノ独奏曲,合唱曲,歌曲など多数。
ブラームス「ピアノ五重奏曲 Op.34」
この曲は、彼が生涯で唯一書き上げた「ピアノ五重奏曲」で当初の版は弦楽五重奏(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2)として1862年に作曲された。しかしこれは試演の際に評価を得られず、この版は破棄され出版もされなかった。
その代わりに、2台のピアノのためのソナタとして1864年に書き換えられ、ブラームス本人がカール・タウジヒとともに同年に初演した。
この版はブラームス自身も気に入っていて、後に作品34bとして1871年に出版された。現在でもこの版はしばしば演奏されている。
上記の初演の後に恩人でもあり親しい友人でもあるクララ・シューマンなどからの助言を容れてピアノ五重奏曲として同年に書き直し、これが作品34として1865年に出版された。
それでは、今日はこの辺で🎶
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