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【6/6 #日めくりクラシック音楽 】今日は旧ソ連の作曲家アラム・ハチャトゥリアンの誕生日(1903年)~組曲『仮面舞踏会』~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1903年6月6日が誕生日である、旧ソビエト連邦の作曲家アラム・ハチャトゥリアンの代表曲、組曲『仮面舞踏会』をご紹介します。

アラム・ハチャトゥリアンとは?

アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903年6月6日 - 1978年5月1日)は、旧ソビエト連邦の作曲家、指揮者。ソ連人民芸術家。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチと共にソ連を代表する作曲家である。

1903年、ロシア帝国支配下にあったグルジア(現在のジョージア)のティフリス(トビリシ)でアルメニア人の家庭に生まれた。

1921年モスクワに行き、翌1922年モスクワ大学植物科、さらにグネーシン音楽アカデミーに入学、まずチェロを学び、1925年から同アカデミーの作曲クラスに入る。1929年からモスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲を学び、卒業資格を得たのちも1937年まで修士課程に学ぶという晩学の徒であった。

レーニン賞など多数の賞を受け、高い評価を受ける一方、自作の指揮者としても活躍。映画音楽も手がけ、チェコスロバキア国際映画祭個人賞も受賞した。

作品の中でも、バレエ音楽「ガヤネー(ガイーヌ)」から抜粋した演奏会用組曲がとりわけ演奏機会が多く、中では「剣の舞」が、アンコールピース、オーケストラ入門曲、映像BGMなどとして知られる。

仮面舞踏会はミハイル・レールモントフ(1814~1841)の演劇「仮面舞踏会」がモスクワのヴァフタンゴフ劇場で公演されるのに合わせて作曲された。虚飾と欺瞞に満ちた帝政ロシアの貴族社会における悲劇として描かれた。

作風には、故郷アルメニアの民族色とソ連の古典的伝統の融合、音楽語法の活力、管弦楽法の色彩感があげられる。

甥に作曲家カレン・ハチャトゥリアンがいる。 アルメニアで発行されている50ドラム紙幣に肖像が使用されている。

アラム・ハチャトゥリアン:組曲『仮面舞踏会』

『仮面舞踏会』は、旧ソビエト連邦時代のグルジア(現ジョージア)出身のアルメニア人作曲家アラム・ハチャトゥリアンによる管弦楽作品である。ミハイル・レールモントフの戯曲『仮面舞踏会』のための劇音楽として1941年に作曲され、後に組曲が編まれた。

『仮面舞踏会』の物語は帝政ロシア末期のころの貴族社会が舞台。作者はこの作品でロシアの貴族社会の特殊性を描き出し、批判しようとした。

1944年にハチャトゥリアンは『仮面舞踏会』のうち5曲を選び二管編成の管弦楽のための「組曲」に再編成した。

劇音楽『仮面舞踏会』が演奏されることは稀な一方、組曲『仮面舞踏会』はしばしば演奏される。現在では「仮面舞踏会を題材にした音楽」を取り上げる際には必ず言及されるほどの高い評価を受けている。

特に第1曲「ワルツ」はフィギアスケートのプログラムにもよく使用されており、ジェレミー・アボット、織田信成、浅田真央、ドミトリー・アリエフなどが過去に使用している。

それでは、今日はこの辺で🎶

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