【３/４ #日めくりクラシック音楽 】今日はイタリアの作曲家ヴィヴァルディの誕生日（1678年）～ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」～
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂（@nagoyaclassicca）です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1678年３月４日に誕生日を迎えたイタリアの作曲家アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディの代表作、ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」をご紹介します。
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディとは？
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ（1678-1741）は、イタリアの後期バロックを代表する作曲家，バイオリン奏者。
生地ベネチアで司祭となり，1703年同地の女子音楽学校〈ピエタ慈善院〉の音楽教師に就任。以後1740年まで主にこの職にあってバイオリンや作曲，合奏の指導に当たる一方，ここでモテット，カンタータ，コンチェルト，ミサ曲などが多く書かれた。
その間ベネチア，フィレンツェなどでオペラを上演，1738年にはアムステルダムの王立劇場100年祭のために大規模な音楽を手がけるなど，その名声は広くヨーロッパ各地に届いた。
1740年にはピエタの職を辞してベネチアを後にするが，その動機はいまだに判明していない。翌1741年の他界から２世紀を経た1938年，ウィーンで貧民墓地に埋葬されたその最期が明らかになった。
約50曲のオペラ（そのほとんどは今日に伝わっていない），オラトリオなどの宗教音楽，世俗カンタータ，シンフォニア，ソナタなど多くの作品があるが中心となるのは500曲以上のコンチェルトで，急・緩・急の３楽章から成る独奏協奏曲（ソロ・コンチェルト）形式の完成者として知られる。
12曲の協奏曲集《調和の幻想（調和の霊感）》（出版1711年），12曲のバイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》（出版1725年）はことに親しまれ，後者の最初の４曲は《四季》として有名。ヴィヴァルディの影響はイタリア内外に及び，特にJ.S.バッハは協奏曲の編曲を通して多くを学んでいる。
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ：ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」
ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」は、1725年までにミシェル・ル・セーヌ社から出版した全12曲のヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディのパトロンであったボヘミアの貴族、モルツィン伯爵へ献呈されている。
そのうち第1から第4曲の「春」「夏」「秋」「冬」の総称。ヴィヴァルディ自身は作品8の献辞以外でこれら4曲を「四季」と称したことはない。
各曲はそれぞれ3つの楽章から成り立っており、各楽章にはソネットが付されている。これらのソネットの作者は不明であるが、ヴィヴァルディ自身の作という説もある。
下記の動画では、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン・ソロ：﨑谷直人さん、ソネット朗読：宮本益光さんによるソネット付きの「四季」です。
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ：ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」の全曲版も聴いてみよう
日本では「四季」ばかり有名ですが、ほかの８曲も素晴らしいので是非聴いてみて下さい。
協奏曲 第1番 ホ長調 RV 269『春』 - 『四季』
協奏曲 第2番 ト短調 RV 315『夏』 - 『四季』
協奏曲 第3番 ヘ長調 RV 293『秋』 - 『四季』
協奏曲 第4番 ヘ短調 RV 297『冬』 - 『四季』
協奏曲 第5番 変ホ長調 RV 253『海の嵐』
協奏曲 第6番 ハ長調 RV 180『喜び』
協奏曲 第7番 ニ短調 RV 242『ピゼンデル氏のために』
協奏曲 第8番 ト短調 RV 332
協奏曲 第9番 ニ短調 RV 236 (ヴァイオリン) / RV 454 (オーボエ)
協奏曲 第10番 変ロ長調 RV 362『狩』
協奏曲 第11番 ニ長調 RV 210
協奏曲 第12番 ハ長調 RV 178 (ヴァイオリン) / RV 449 (オーボエ)
それでは、今日はこの辺で🎶
「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介＆徹底応援するプロジェクトを始めました。
このプロジェクトは東海４県（愛知・岐阜・三重・静岡）で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。
「#なごクラ」プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。
まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間～1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイートしていきます。
2021年1月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ
2021年2月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ2
（※当初、月別に探せるようにと思って分けましたが、検索一覧性が悪いので、#なごクラ に一元化します。）
として、アーカイブしています。
聴きに行くコンサートの計画を立てるのにご活用ください。またクラシック音楽演奏会の主催者やホール、演奏家など関係者の皆様からも情報を募集しています。掲載ご希望の方は名古屋クラシック音楽堂のTwitterのDMでご一報ください。
名古屋クラシック音楽堂はTwitterもやっております。
2020年４月からリニューアルした名古屋クラシック音楽堂のTwitterでは、毎日クラシック音楽に関するニュースや、演奏会・ライブ配信などの情報をシェアしています。ぜひフォローお願いします。