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【5/26 #日めくりクラシック音楽 】今日はアイルランドの作曲家ヴィクター・ハーバートの命日(1924年):チェロ協奏曲第2番 ホ短調 作品30

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1924年5月26日が命日であるアイルランドの作曲家ヴィクター・ハーバートチェロ協奏曲第2番 ホ短調 作品30をご紹介します。

ヴィクター・ハーバートとは?

ヴィクター・ハーバート(1859年2月1日 – 1924年5月26日)は、アメリカ合衆国に帰化したアイルランド人作曲家・指揮者・チェリスト。

芸術音楽のほかに、ライト・オペラと呼ばれた草創期のミュージカルの作曲で人気があった。米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)の創設者でもある。遠縁の音楽家にファーディ・グローフェがいる。

シュトゥットガルト音楽院に進学し、傑出したチェロ奏者に成長。ウィーンでワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の楽団員を経て、1886年に夫人連れで渡米し、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストとなる。夫人はヴェルディの《アイーダ》のアメリカ初演で主役を歌った。

1892年に、偉大な軍楽隊長パトリック・ギルモアの後を受けて、ニューヨーク州兵第22師団軍楽隊の指揮者となり、音楽活動に新たな側面が付け加わった。1898年から1902年までピッツバーグ交響楽団の音楽監督として、これをアメリカの主要なオーケストラへと育て上げ、ニューヨークやシカゴへの演奏旅行も実現させた。1907年には自前のオーケストラを設立し、長年にわたって夏の観光地で管弦楽の小品を上演した。

1894年にハーバートは最初のオペレッタ《アナニヤ王子(嘘つき王子)》を作曲し、間もなく《セレナード》と《占い師》も完成させた。1903年には、《おもちゃの国の赤ん坊たち》《赤い水車》《マドモワゼル・モディスト》《お転婆マリエッタ》に相次いで着手、その他の作品の成功によって、アメリカ音楽における重鎮となった。

1917年に作曲・上演された《アイリーン》は、アイルランド風のグランド・オペラを完成させようとの長年の懸案を実現したものである。最後のオペレッタは、没年の1924年に完成されている。

ヴィクター・ハーバート:チェロ協奏曲第2番 ホ短調 作品30

ハーバートは、幼い頃から音楽の才能を発揮していたものの、家庭の事情で正規の教育を受けることが叶わず、15歳になってようやくチェロを弾き始めた。

しかし、すぐに上達し、18歳の時にはチェリストとして中央ヨーロッパに演奏旅行に出かけるほどの腕前となる。やがて当時隆盛を誇っていたヨハン・シュトラウス2世の楽団員になり、渡米後はメトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストになる人物。

このチェロ協奏曲第2番 ホ短調 作品30(1894年)は、生前に過小評価された作品として、近年になって再評価の機運が高まっている。

この作品がドヴォルジャークの《チェロ協奏曲ロ短調》に霊感を与えたことも知られるようになってきた。

ぜひ、ドヴォルジャークのチェロ協奏曲と聴き比べてみては?

それでは、今日はこの辺で🎶

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