【1/26 #日めくりクラシック音楽 】今日はルイージ・デンツァの命日(1922年)~フニクリ・フニクラ~
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1922年1月26日に命日を迎えたイタリアの作曲家ルイージ・デンツァの代表曲「フニクリ・フニクラ」をご紹介します。
ルイージ・デンツァとは?
ルイージ・デンツァ(1846-1922)は、ナポリ音楽学校でサヴェリオ・メルカダンテなどに学ぶ。卒業後、1879年にロンドンに移住。1898年、ロンドンの英国王立音楽院の声楽の教授に就任。
オペラ「ヴァレンシュタイン」など、歌曲を中心に数百(約600曲といわれる)の楽曲を手がけ、イタリアの出版社リコルディ社のトップ作曲家的存在でした。。トスティと同年生まれで、英国に教師として渡った経歴も同じ。当時はトスティに匹敵する評価を得ていた作曲家である。
中でも、ナポリのヴェスヴィオ火山鋼索鉄道(フニコラーレ)「ヴェズヴィアナ鋼索線」開通を記念して1880年に作られた曲「フニクリ・フニクラ」が広く知られている。
ルイージ・デンツァ「フニクリ・フニクラ」
※演奏:サンタキアラ管弦楽団 指揮者:レナート・セリオ
テノール:パスカル・エスポジト ソプラノ:メイサ・カラ
1880年にヴェスヴィオ山の山頂までの登山鉄道(ケーブルカー、イタリア語では「フニコラーレ」)の「ヴェズヴィアナ鋼索線」が敷設されたが、当初は利用者が少なかった。
本作は運営会社が宣伝曲を作ることを考え、同社の依頼を受けた作曲家のルイージ・デンツァが1880年に作曲し、ジャーナリストのジュゼッペ・トゥルコが作詞したものであり、世界最古のコマーシャルソングともいわれる。
歌詞はナポリ語で書かれており、内容は、登山鉄道とヴェスヴィオを題材としつつ男性が意中の女性への熱い愛と結婚への思いを歌い上げる、というもの。
リヒャルト・シュトラウスは、これがイタリアに古くから伝わる民謡であると勘違いし、1886年に作曲した交響的幻想曲『イタリアから』 に「フニクリ・フニクラ」のメロディーを取り込んでしまい、裁判で負け、この曲が演奏されるごとにシュトラウスはデンツァに対して著作権料を支払っていた。
この他にも、コルサコフ、カゼッラ、シェーンベルクらも編曲している。日本にも1961年に「みんなのうた」で登場している。別のバージョンで「鬼のパンツ」という印象も強い。アニメ、バラエティ番組やテレビCMにも多数使われている。
それでは、今日はこの辺で🎶
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