【3/15 #日めくりクラシック音楽 】今日はベートーヴェン:交響曲第4番 初演日(1807年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1807年3月15日に初演日を迎えたドイツの作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第4番をご紹介します。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンとは?
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、ドイツの作曲家。ボンの宮廷楽団歌手の子に生まれ,才能をあてにした酒飲みの父にピアノを学ぶ。
のちボン宮廷のオルガン奏者C.G.ネーフェ〔1748-1798〕に作曲を師事し,J.S.バッハ,C.P.E.バッハらの音楽様式を修得。1782年には最初の作品を書いた。
宮廷楽団でビオラ奏者として活動したのち1792年ウィーンに出,F.J.ハイドン,J.G.アルブレヒツベルガー〔1736-1809〕,サリエリらに学び,以後は他に職をもたず作曲とピアノ演奏に専心。
《ピアノ協奏曲第1番》(1794年−1795年,改訂1800年),《交響曲第1番》(1799年−1800年)など初期の代表作を完成させた。
一方,1798年ころから難聴に悩み,1802年に〈ハイリゲンシュタットの遺書〉を書くが,この苦境を克服して交響曲史上例のない規模の傑作《交響曲第3番・英雄》(1803年−1804年)を完成,独自の作風を確立した。
続く約10年間に,唯一のオペラ《フィデリオ》(1804年−1805年,改訂1806年,最終稿1814年),《交響曲第5番・運命》(1807年−1808年),《同第6番パストラーレ(田園交響曲)》(1808年),《同第7番》(1811年−1813年),《バイオリン協奏曲》(1806年),《ピアノ協奏曲第4番》(1805年−1806年),《同第5番・皇帝》(1809年),《ピアノ・ソナタ第21番ワルトシュタイン》(1803年−1804年),《同第23番・熱情(熱情ソナタ)》(1804年−1805年),《バイオリン・ソナタ第9番クロイツェル(クロイツェル・ソナタ)》(1802年−1803年),《チェロ・ソナタ第3番》(1807年−1808年),《ピアノ三重奏曲・大公トリオ》(1811年),7番から11番までの弦楽四重奏曲(1805年−1810年)など中期の作品群を発表し,ソナタ形式を完成。
1815年以後は弟の子カールの後見人として苦労し,難聴も極度に悪化する中,高度な対位法,変奏曲の手法を中心とした瞑想(めいそう)的作品を書くようになり,ピアノ曲《ディアベリ変奏曲》(1819年−1823年),《荘厳ミサ曲》(1819年−1823年),《交響曲第9番(第九交響曲)》(1822年−1824年),ピアノ・ソナタ第28番〜32番(1816年−1822年),弦楽四重奏曲第12〜16番(1823年−1826年)が生まれた。
貴族の娘たちとの交際があり,〈不滅の恋人〉あての恋文が残っているが,生涯独身で通した。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第4番
この曲が作曲されたとされる1806年はラズモフスキー四重奏曲集、ピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリン協奏曲、オペラ《レオノーレ》第2稿などが作曲されたベートーヴェンの創作意欲が旺盛な時期である。
ベートーヴェンの交響曲の中では古典的な均整の際立つ作品で、ロベルト・シューマンは、「2人の北欧神話の巨人(第3番と第5番のこと)の間にはさまれたギリシアの乙女」と例えたと伝えられている。
1807年3月、ロプコヴィツ侯爵邸で開かれた私的演奏会で、ベートーヴェンの指揮によって初演された。なお、同じ演奏会で『コリオラン』序曲とピアノ協奏曲第4番も初演されている。
公開初演は1807年11月15日にブルク劇場で行われた慈善演奏会において、やはりベートーヴェンの指揮で行われた。
それでは、今日はこの辺で🎶
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