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【5/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番《クロイツェル》 初演日(1803年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1803年5月24日に初演日を迎えたドイツの作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 第9番《クロイツェル》をご紹介します。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンとは?
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、ドイツの作曲家。ボンの宮廷楽団歌手の子に生まれ,才能をあてにした酒飲みの父にピアノを学ぶ。
のちボン宮廷のオルガン奏者C.G.ネーフェ〔1748-1798〕に作曲を師事し,J.S.バッハ,C.P.E.バッハらの音楽様式を修得。1782年には最初の作品を書いた。
宮廷楽団でビオラ奏者として活動したのち1792年ウィーンに出,F.J.ハイドン,J.G.アルブレヒツベルガー〔1736-1809〕,サリエリらに学び,以後は他に職をもたず作曲とピアノ演奏に専心。
《ピアノ協奏曲第1番》(1794年−1795年,改訂1800年),《交響曲第1番》(1799年−1800年)など初期の代表作を完成させた。
一方,1798年ころから難聴に悩み,1802年に〈ハイリゲンシュタットの遺書〉を書くが,この苦境を克服して交響曲史上例のない規模の傑作《交響曲第3番・英雄》(1803年−1804年)を完成,独自の作風を確立した。
続く約10年間に,唯一のオペラ《フィデリオ》(1804年−1805年,改訂1806年,最終稿1814年),《交響曲第5番・運命》(1807年−1808年),《同第6番パストラーレ(田園交響曲)》(1808年),《同第7番》(1811年−1813年),《バイオリン協奏曲》(1806年),《ピアノ協奏曲第4番》(1805年−1806年),《同第5番・皇帝》(1809年),《ピアノ・ソナタ第21番ワルトシュタイン》(1803年−1804年),《同第23番・熱情(熱情ソナタ)》(1804年−1805年),《バイオリン・ソナタ第9番クロイツェル(クロイツェル・ソナタ)》(1802年−1803年),《チェロ・ソナタ第3番》(1807年−1808年),《ピアノ三重奏曲・大公トリオ》(1811年),7番から11番までの弦楽四重奏曲(1805年−1810年)など中期の作品群を発表し,ソナタ形式を完成。
1815年以後は弟の子カールの後見人として苦労し,難聴も極度に悪化する中,高度な対位法,変奏曲の手法を中心とした瞑想(めいそう)的作品を書くようになり,ピアノ曲《ディアベリ変奏曲》(1819年−1823年),《荘厳ミサ曲》(1819年−1823年),《交響曲第9番(第九交響曲)》(1822年−1824年),ピアノ・ソナタ第28番〜32番(1816年−1822年),弦楽四重奏曲第12〜16番(1823年−1826年)が生まれた。
貴族の娘たちとの交際があり,〈不滅の恋人〉あての恋文が残っているが,生涯独身で通した。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番《クロイツェル》
ベートーヴェンの作曲したヴァイオリンソナタの中では、第5番『春』と並んで知名度が高く、ヴァイオリニストのロドルフ・クロイツェル(クレゼール)に捧げられたために『クロイツェル』の愛称で親しまれている。
ベートーヴェン自身のつけた題は『ほとんど協奏曲のように、相競って演奏されるヴァイオリン助奏つきのピアノソナタ』である。
当時イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ(のちのジョージ4世)に仕えていたジョージ・ブリッジタワーが、ウィーンで演奏会を行うにあたって急遽作曲された。
初演は1803年にウィーンでブリッジタワーのヴァイオリンと作曲者自身のピアノによって行われた。この日、当日書き上げたインクの乾ききらない自筆スコアと、弟子のフェルナンド・リースが急ぎ浄書したヴァイオリン・パート譜による本番で、ほぼ初見同然だったようだ。
献呈相手のクロイツェル自身は一度もこの曲を演奏することはなかった。
ベートーヴェンは生涯で10曲のヴァイオリンソナタを書いたが、特にこのクロイツェルは規模が大きく、王者の風格をそなえており、ヴァイオリンソナタの最高傑作であるとされる。
それでは、今日はこの辺で🎶ベートーヴェン関連記事はたくさん書いてありますのでぜひご覧ください。
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