【4/17 #日めくりクラシック音楽 】今日はオーストリアのピアニスト、アルトゥル・シュナーベルの誕生日(1882年)~ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番『悲愴』~
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1882年4月17日に誕生日を迎えたオーストリア出身でのちにアメリカの市民権を得たピアニスト、アルトゥル・シュナーベルが演奏したベートーヴェンのピアノソナタ第8番『悲愴』をご紹介します。
アルトゥル・シュナーベルとは?
オーストリア→アメリカのユダヤ系ピアノ奏者、作曲家、音楽教師。
少年時代からウィーンで学び,8歳でデビュー。1925年―1933年ベルリン高等音楽学校教授。1933年ナチスの台頭とともにスイスに移住,1939年−1945年ニューヨークにも暮らし1944年米国市民権を取得。スイスで死去。
ベートーベンやシューベルトに調和のとれた解釈を示し,その校訂版楽譜も出版。ハンガリーのバイオリン奏者C.フレッシュ〔1873-1944〕とのモーツァルト,ブラームスのソナタ演奏でも定評があった。
1927年にはベートーヴェンのピアノソナタの全曲演奏を7夜にわたって開催し、「ベートーヴェン弾き」としての名声を確立する。1932年から1937年にかけて、世界で初めてのベートーヴェンのピアノソナタ全集とピアノ協奏曲全集(サージェント指揮)をレコーディング。
作曲家としても相当数の作品を残し,無調的な手法(無調音楽参照)が用いられている。3冊の著書のほかモーツァルトやブラームスのピアノ曲の校訂も手がけた。教え子に英国の名ピアノ奏者C.カーゾン〔1907-1982〕など。
アルトゥル・シュナーベル:ベートーヴェンのピアノソナタ第8番『悲愴』
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したピアノソナタ。作曲者の創作の初期を代表する傑作として知られる。
早くからベートーヴェンのパトロンであったカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵へと献呈された。
本作は作曲者のピアノソナタの中で初めて高く、永続的な人気を勝ち得た作品である。楽譜の売れ行きもよく、気鋭のピアニストとしてだけでなく作曲家としてのベートーヴェンの名声を高める重要な成功作となる。
ベートーヴェンが自作に標題を与えることは珍しく、ピアノソナタの中では他に第26番『告別』があるのみとなっている。本作はピアノソナタ第14番(月光)、第23番(熱情)と合わせてベートーヴェンの三大ピアノソナタと呼ばれることもある。
それでは、今日はこの辺で🎶
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