【1/17 #日めくりクラシック音楽 】今日はフランク「ピアノ五重奏曲」初演日(1880年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1880年1月17日に初演日を迎えたベルギーの作曲家セザール・フランク「ピアノ五重奏曲」をご紹介します。
セザール・フランクとは?
セザール・フランク(1822-1890)は、フランスで活躍したベルギー生れの作曲家、オルガン奏者。リエージュの音楽院で学び、1835年にパリに行き、38年にパリ音楽院に入った。
51年にサン・ジャン・サン・フランソア聖堂、58年にサント・クロチルド聖堂のオルガン奏者となり、終生その職にあった。
当時のクラシック音楽で存在感を増していたドイツ系音楽に対抗して、フランス独自の音楽を生み出そうとし、同じ意見で意気投合したサン=サーンスやフォーレなどと、1871年「国民音楽協会」の設立に尽力していた
一方、72年にはパリ音楽院でオルガンを教え、V.ダンディ、E.ショーソン、C.ボルドらの弟子を育成した。また、J.S.バッハの対位法とワーグナーの半音階的和声を基礎に、同じ主題が異なった外観をとって2つ以上の楽章に繰返されるという循環形式を確立し、その後期ロマン派的な作品で人気を得た。
主作品は『ピアノ五重奏曲』 (1879) 、『交響曲ニ短調』 (88) 、『弦楽四重奏曲』 (89) 、オルガン曲『3つのコラール』 (90) など。
セザール・フランク「ピアノ五重奏曲」
ピアノと、ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロの5人で演奏される室内楽曲
フランクの後期作品は緊密な循環形式の使用によって特徴づけられる。後期でも早い段階で書かれたこのピアノ五重奏曲においてその特徴は既に現れており、冒頭に提示されるモチーフによって全曲の有機的統一が図られている。
初演は1880年1月17日に国民音楽協会で行われた。演奏はマルシック四重奏団とサン=サーンスのピアノであった。フランクはサン=サーンスへ曲を献呈しようとしたが、サン=サーンスは曲の内容にひどく不満を持ったらしく、演奏が終わると献辞の書かれた自筆譜を残してそのまま舞台を後にしてしまった。
それでは、今日はこの辺で🎶
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