74. 見たことないような植物を、みんなの生活に届けたい|白武勝裕准教授
カラフルで見た目に楽しいトマト、フルーツのように甘いトマト。一昔前には見たことのなかったような野菜や果物がスーパーに並ぶようになりました。
「我々は、単に栄養素を摂るためだけに作物を選んでいるのではなくて、生活を豊かにするために野菜を食べたり花を見たりしているんですね。」
そう話すのは、農学部の白武勝裕准教授。ゲノム編集技術を使い、トップ画像のようなひょうたん型のトマトや、糖度の高いトマトを開発に成功してきました。白武准教授が取り組む「生活を豊かにするために植物をデザインする」研究について、お話を伺いました。
世界が抱える環境問題や食料問題を解決する一つの糸口が農学研究だと語る白武准教授。「研究」というと少し難しそうなイメージもありますが、新しいことを発見したり、わからなかったことがわかった瞬間はとてもワクワクしませんか?ポッドキャストでもご紹介した、白武准教授と企画しているキッズサイエンスイベントは、そんなワクワクを子どもたちと一緒に楽しむオンライン企画です。
まだまだわかっていないこと、これからやっていかなければいけないことが山積みの植物研究分野に、白武少年のような若い世代が取り組んでいってくれることを願っています。
(トップ画像提供:白武准教授/インタビュー・文:丸山恵)
◯関連リンク
・名古屋大学大学院 生命農学研究科 園芸科学研究室|白武グループ
・名古屋大学農学部「研究トピックス」|白武勝裕准教授
・名古屋大学「Reseachers' VOICE」|No.32 白武勝裕准教授
・NHK World|Editing Genomes to Improve Food Production
・キッズサイエンス「科学捜査に挑戦!みて、ふれて、ことばを超えて伝えよう」