男子の化粧と女子の「うまっ!」
韓国の男性アーティストが日本の映像の中で写し出されるとき、彼らは美しい。キレッキレのダンスや整った顔立ち。でも最初の違和感は、、顔が白い。あれっ?ハッキリとメイクしてる?唇だってつやっつや。そう、中性的に見えるのだ。見る方の年齢が上がれば上がるほど、それを違和感と感じるようだ。
日本の街中にだって化粧している若い男性はたくさんいる。それがブームなのか日常になっていくのか。多分後者であろうと思う。ジェンダーフリーが叫ばれ、SDGsが意識の中に定着すれば男性の化粧なんぞは当たり前のこと。そもそも子どもの頃から女子の制服にはスカートとズボンが存在するのに、男子の制服にスカートがないのか不思議だった。平等を叫びながら平等ではない学校。
しかし、最初に壁を打ち破ったのは女性のほうだったかも知れない。日常生活の会話には、かつては男言葉と思われていたワードが普通に使われている。「~だろ!」「美味い~うまい~」など、昭和では母親なら娘が使えば訂正チェックが入りそうな言葉を平成の時代は受け入れた。ビールのCMで素敵な女性が「ん~、うまっ!」と言えば、社会の中で男女同等に戦う姿が見えてくるのだ。
性差別と性差。間違ってはいけない。そもそも女性にしか出産はできないのだから、いまのところ。
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