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2024年10月下旬、東京會舘にて『第9回澄和Futurist賞』の表彰式が開催されました。
2024年もめでたくこの日を迎えることができました。経済界、スポーツ界、芸能界などを中心に約230名のゲストが出席される一方、30社近いメディア各社の方々もお見えになりました。
表彰式に続く懇親パーティーにて、受賞者の皆様からいただいたスピーチの抜粋をお伝えします。(詳細は、澄和のWebサイト(https://www.towa.or.jp/action/futurist-awards9/)をご覧ください。)
最初は指揮者の佐渡裕さん。
「…今世界中で紛争や戦争が続き、人々の分断があり、自然災害が起こっています。第九は200年前に作られた曲ですが、まさしくベートーヴェンが今の我々のために遺した曲ではないかと思います。(中略)平和というのはすごく大きなテーマです。僕が指揮する1回の第九の演奏は本当に微々たることですが、こうした澄和の活動と同じように、少しずつの活動が平和につながっていくのではないかと思います。来年は戦争から80年、そして阪神淡路大震災から30年という大きな節目を迎えます。この賞を胸にまた音楽で感動を届けられたらと思います…」
次に漫画家の高橋陽一さん。
「…理事長が読み上げる表彰状の文言を聞いている時に泣きそうになりました。改めて自分がやってきたもの、漫画一筋にやってきた功績を評価されるというのはうれしいことなんだと実感しています。(中略)翼くんがワールドユースで優勝した時にスピーチで発した「サッカー世界平和宣言」(中略)このシーンを描くことによって、世界平和ということも一つの大切なテーマになりました。それはこれからも創作活動の中で続けていきたいと思っています…」
最後に、澄和平和活動賞の講談師・神田香織さん。
「…講談『はだしのゲン』には、リアルな描写が出てきます。無念の思いで亡くなった皆様がどんなにお辛かったろうか――聞いてくださる方の五感に訴える、それを私は生涯のテーマとして語らせていただいています。来年は戦後80年。全国やできれば世界で戦争と原爆の現実を訴えていきたいと思っている矢先に頂戴した『澄和平和活動賞』、こんなに力強い応援団はございません…」
皆様の素晴らしいスピーチは、その前にスクリーンに映し出されたそれぞれの活動紹介映像と合わさって、多くのゲストの皆様の心に響くものでした。
(澄和 事務局長 青柳信久)