限界集落に子どもたち/まちおこしとサーカスと【NAGOMI MINDのキュレーション】
こんにちは。
NPO法人 NAGOMI MIND 代表の塚田ひろみです。
2022年9月3日(土)わたしたちはある限界集落の町でサーカス公演を執り行っていました。
世界的サーカス集団である、シルク・ド・ソレイユのパフォーマーとして14年間在籍し、世界中で800万人以上のお客様に感動を与えてきた奥澤秀人さんが率いる、IGNIS DE ORNIS(イグニス デ オルニス)。
NAGOMI MINDはキュレーションとして全面的にバックアップさせていただきました。
はじめましての、お話を伺っていた時、
これは、とても奥澤さんにとって大事なことなのだろうなと感じました。
シルク・ド・ソレイユのオーディションに合格した日本人は他にもいらっしゃいますが、オーディションに合格して、そこから契約を結んだのは奥澤さんが日本人でははじめて。
その後も長きに渡り、雇用契約は継続していきますが、パンデミックで強制解雇・帰国。でも、それすらも、次のステージに上るためのタイミングだったのだと思います。
「練習場所・公演ができる場所を探している」そう伺って、私の地縁のある西会津国際芸術村を紹介しました。
すぐに下見へ行くことになり、はじめての経験となるサーカス公演準備に忙しくしていましたが、気がつけば、超満員のサーカス会場と、たくさんの子どもたちの楽しそうな姿がありました。
サーカス公演と同時開催のワークショップ。NAGOMI MINDのメンバーでもある、八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科/准教授・現代芸術教室 アートイズ主宰の佐貫巧先生がサーカスのこと、西会津という町のこと、子どもたちのこと、それぞれの願いを汲み取って、
今の自分の等身大人形をつくって、サーカスの舞台装飾として飾る
素敵なワークショップを企画してくださいました。
あこがれのパフォーマーは、遠い存在ではなくて、自分も一緒に舞台に立っている気持ちになれるように。
舞台は、パフォーマーだけがつくるのではなくて、観客も一緒につくるもの。
それに、現代アートには失敗という概念はありません。奥澤さんのメッセージと現代アートがぴったりでした。