紙パックのつぶやき「ありがとう」を聞こう
豆乳って大豆臭いイメージで、せいぜいスムージーの材料にするくらいだった。
豆乳オンリーで飲む勇気はちょっと、ねぇ。
「恋は雨上がりのように」の主人公、女子高生の橘あきらがバナナ豆乳を飲むシーンがとても印象的だった。
食いしん坊のうちは飛びついた。
なんかおいしそう。
でもね、気になってはいたけど手が出せなかった。
どうしても頭から離れず、うちが書いた小説「十年目のアンジー #10」の主人公、女子高生の妹尾杏樹にバナナ豆乳を飲ませた。
人に飲ませておいて自分は知らんぷりかよ。
ですよねぇ。
これも経験と思い、おそるおそるストローに口を付ける。
優しい甘さ~!
うま~い!
スーパーの陳列棚を見渡せば、いろんな味の豆乳があるんですね。
ワクワクします。
んじゃあ、次は抹茶味いってみようやってみよう。
ホットもいけるんね。
注ぎ口をパカッと開けると、隠れメッセージが……
うわぁ、この遊び心に感動!
「ありがとう」なんて言ってもらえるほど、大そうなことしたわけじゃないのに。
こちらこそホット豆乳うまかったです。
ありがとう。
「リサイクルありがとう」
「たたんでくれてありがとう」
「ひと手間をありがとう」
「みつけてくれて、ありがとう」
「たたんでくれてありがとうにゅう」なんて、ダジャレを言う紙パックもいるから驚きだ。※現在は終売?
最近の紙パックはおしゃべりだね。
そんな紙パックのつぶやきに耳をかたむけながら、リサイクルやゴミのコンパクト化にいそしみましょ。
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