見出し画像

名古屋滞在の振り返り〜2拠点生活の心得〜

7月14日〜8月5日までの名古屋帰省の記録。

暑くて溶けそうな思いや、疲れ切った日々を過ごしながらも、それなりに充実した日々を過ごせたので、その振り返りを。

名古屋が大好きだけど、名古屋と距離を置くのもまたいいよねって思う。

突然の訃報を受けとって、翌日に家族全員で飛行機に乗った。

今回の帰省は急に決まった。帰国理由は、身内の、叔母の訃報を受け取ったからだった。

叔母は数年前から癌を患っており、一度は手術で全摘出に成功していたのだけれど、数ヶ月前に転移が見つかって、それからはすぐ・・・だったらしい。

今年のお正月には元気な姿でお酒を交わしていたので、すっかりよくなったものだと思っていたけれど、それが、そうではなかったみたい。

悲しいというより、びっくりした。

訃報を受けたとき、あまり現実味がなくて、帰ってお葬式に参列しろという言葉を母からもらっても、私はすぐには行くと返事ができなかった。

現実的に名古屋まで帰る飛行機の費用、子どもたちのこと、夫の仕事のこと、私の仕事のことを考えると、式には参列しない、帰らないという選択をするのが現実的だと頭によぎった。

そんな急に帰れないよ、無理言わないでとそう思った。

人が1人亡くなったのに、ここまで冷静で現実的な自分にちょっとがっかりしたし、そんな自分の中に溢れるマイナスな感情に向き合わなきゃ行けない瞬間を、勘弁してくれよと実は思った。

人が亡くなったのに、最低だと思った。私は自分のマイナス感情に向き合うのがあまり得意ではない。

夫に叔母の訃報を伝えたとき、

「すぐ飛行機取ろう、行くのが当たり前でしょ、叔母さんが亡くなったんだよ」

といってくれて、その言葉でハッとした。

夫の、そういうプラスの感情だけで動くところが、実は私は嫌なことが多いのだけど、私の欠けているところをしっかり埋めてくれる存在だなと思った。

だから、行くという選択についてもしっかり向き合うことができた。

飛行機のチケットを調べると、思ったより高くはなかった。ちょうど週末で夫も仕事が休みだった。

もともと、8月に子供たちの休みに合わせて、帰省する予定をしていたので、そのチケットの日程を変更し、長女は夏休み前の学校を休ませることで、帰省、葬儀参列を決めることができたのだった。

葬儀に参列。葬儀の意味は故人を送ることだけじゃない

叔母の葬儀に参列できたおかげで、兄弟や従兄弟たちと一晩中話す時間を得ることができたし、もちろん、お葬式は故人を送る場ではあるのだけど、理由もなく会うこともなくなった親族との時間は、こうやって作られるものなんだなと思った。

日々何を思って過ごしているのか、何をしているのか、離れて過ごす兄弟のことや従兄弟のことは意外と知らない。大きなライフステージのターニングポイントの結果だけを母を介して聞いたりするだけだった。

叔母が小さくなって、冷たくなって、綺麗になった最後をきちんと見送ることができたし、やっぱり、帰ってこれてよかったと思った。

同時に、自分の親だっていつ何があるかわからないこともまた思い知らされることになった。両親がいなくなったら、私はどうなってしまうのだろうか。

葬儀に合わせて名古屋で過ごすスケジュールを変更

もともとお盆に合わせて3週間くらいの帰省を予定していたのを、葬儀に合わせて、少し子どもたちと名古屋に滞在するスケジュールに変更した。

3週間ほどの名古屋滞在中には、子どもたちをどうするか、どう仕事を消化していくのかという課題があった。

フルリモートでできる仕事をしているとはいえ、子どもたちと一緒に過ごしながらできる仕事量ではなかった。

帰省中整えておくべきこと

今、私たちは日本での住民票は抜いていて、韓国に基盤を持って生活している。だから日本には税金を払っておらず、働いたお金も全部韓国に納税をしているから、日本人であっても公共のサービスを日本で使うこともできない。

そのために、母国である日本に帰るのにも、以下の3つのことを整える必要があった。

①滞在中の健康保険
②次女の保育園ないし預け先
③長女の夏休みのスケジュール

やっぱり何よりも子どもたちをどうするかは最大の課題。

実際は・・・

①日本滞在中の健康保険

韓国で旅行保険にかけて帰国しようと思ったのだけど、何せ急の帰国だったのもあり、保険に入ることができなかった。空港にある旅行保険に入ろうと思ったら、国籍や永住権のある国では旅行保険には入れないと言われた。

じゃあどうしたら・・・?という思いを抱えながら、仕方なく今回は無保険で日本にやってきた。

子どもたちに本当に何もなくてよかった。でも次回帰省するときはしっかり整えていかなければ・・・と思った。

②次女の預け先

さすがに母にずっと次女を見てもらうことはできないので、一時保育できる場所を探すことに。1800円/時という価格ではあったものの、午前中預けて、帰り道自転車で寝かしつけ、午後は昼寝させて時間を確保。残りは母に見てもらうというパターンでなんとか乗り切ることができた。

▼お世話になった一時保育先はこちら

予約の簡単さ、先生の連携、本当にきめ細やかで、これがジャパンクオリティーか!と感動。次女もすぐに慣れてくれて、帰ってくるときに次女の居場所が一つ増えたみたいで嬉しかった。

だけど、問題は出費。今回10日くらい使って、4万くらいになったので、ここをどうするかは考える必要がありそう。

次回帰省するときは、もう少し前もって母とも連携をとりつつやっていかなければならないなと思った。場合によっては業務量を調整したりする必要もありそう。

母があまり子ども好きな方ではないので、負担が多いのも気になり。やっぱり帰省の際の一番の課題はここになりそう。

娘を預けている時間は、名古屋駅にあるこの喫茶店で仕事。wifiがしっかりしているカフェが意外に少なくて、ここが一番集中できるところだった。カフェでwifiが不安定なんて経験をソウルではしたことがないので、ソウルクオリティに慣れすぎていてはいかんなと思った。

③長女の夏休みのプログラム

もちろん長女も夏休み。次女ほどは手がかからないし、勝手にいろいろやってくれるから両親も長女をみるのは平気みたい。とはいえ、何か彼女にもタスクを与えなければ、youtube漬けで終わってしまう。

そこで登場したのがチャレンジタッチ👇


実は長女が幼稚園のとき、コロナ禍で韓国は公立の学校を1年閉鎖していたので、家庭保育が基本だった。当時コロナで仕事も失った私は、娘と過ごす時間はあったけど、一日中娘とだけいる日々には限界を感じることも多く、何をすればいいのかわからなかった。

そこで、それならと思い、こどもチャレンジを受講始めた。海外配送もできるので、これで娘はひらがなとカタカナを覚えることができた。

それから継続して、海外でも受講しやすいようにタブレット*に変更して、韓国でも普段からチャレンジタッチを受講しているのだけれど、韓国にいるあいだは全く手をつけていなくて・・・常にOFF状態。

私も日本の学習まで長女に強いるのはきつそうと思い、あまり強要はしていなかったのだけど、お金だけが毎月出ていっていた💰

せっかくの日本滞在中、普段通っている習い事もひとつもないし、学校もない。とにかく暇なので、4ヶ月の溜まったチャレンジタッチを消化するというタスクを与えた。

そうしたら、本人もスタンプやポイントが集まっていく感覚が楽しいらしく、毎日何も言わなくてもチャレンジタッチを開いてやってくれていた。

思ったよりも内容も理解しているし、漢字もたくさん滞在中に覚えることができて、本人の自己効力感も上がったみたい。

何よりも放っておいても丸つけをしてくれるし、復習用の問題もレベルに合わせて出てきてくれて、親からしても助かる。またしてもあなたに救われた・・・ありがとうベネッセ😭

日本の教材は、子どもの目線に立って開発されていて、結構よくできてるよな〜と感心。韓国みたいに「やれ!」感がなくて良い。

そのほかにも、楽しく過ごすことができていた。兄の家族も実家の近くに住んでいて、夏休み中の子どもたちがよく遊びにきていた。ちょうど同年代なので、気も合う。

母は毎日子どもたちで騒がしい家が心底居心地が悪そうだったけど、娘にはいい夏の思い出になったみたいだった。

*チャレンジタッチの海外受講は推奨されていませんが、我が家では韓国からでも難なく使うことができています!

その他にも滞在中にしたこと

夏の名古屋は暑いけど、夏って私にとってはなんとなくワクワクする時期。特に日本の夏はワクワクが多い。夏の日本でしかできないことも存分に味わうことができた。

父と夏祭りに行って金魚すくいをしたり、盆踊りをしたり

円頓寺のお祭り

父が金魚すくいが得意で、去年長女と2人で行ったお祭りで撮った金魚を大事に育ててくれた。しかも金魚に長女の名前をつけて。

今年もまた金魚すくいにどうしても行きたがった長女と父と夏祭りに行くことができた。

これこそ、夏の日本でできる最高の思い出。

娘の日本の小学校の友達と一緒に花火

普段会えなくても、こうやって帰国時に遊べる友達がいるのはありがたいね〜〜

1年間、日本で長女を小学校に通わせていたときに、家族ぐるみで仲良くなってくれた友達が結構たくさんいて、その友達と一緒に花火の会(?)を計画してすることができた。

日本に帰って来る居場所が私だけじゃなくて、長女にもなんとなく残っていることがやっぱりとてもありがたい。

韓国の冬休みに合わせて、日本の小学校に通わせてもらう予定にしているので、娘の心が求めるうちはこういうつながりを大切にしたいなと思った。

大学の友達に会った

あまりたくさんの友達に会うことはできず(暑くて気力がでず)だったけれど、いつも居場所を作ってくれて、おばあちゃんになっても大切にしたい友達たちとは会うことができた。

友達に2人目ができたこと、ずっとお花の仕事をしていた友達が新しく仕事を始めようと思っていること。結婚やこどものこと。家のこと。

ライフステージが目まぐるしく変わる20代から30代後半を一緒に歩んできて、いろんな悩みがそれぞれその時その時あるから、どんなに大切に思っている友達でも、会うと思わず感情を揺さぶられる。それをたくさん経験してきた。

大学時代はみんなまっさらだったから、私たちもいろいろあるよねと笑って話せる関係を続けていくのは意外と難しいけど、変わらない時間をいつも提供してくれる友人たちには感謝しかない。

こういう縁はちゃんと大切にするんだ。

ar40コミュニティ運営を一緒に携わったerikaちゃんに会えた

名古屋駅のオシャンなカフェで4ヶ月間一緒にコミュニティの運営をしてきたerikaちゃんと会うことができた。

話せば話すほどタイプが違う私たちだったけど、自分と違う感覚を持っている人と話すのが本当に楽しくて、学びも多い。

次は韓国で!会いたい!

最後に

名古屋は私にとって人生で一番長い時間を過ごした街。

だから大切なものがたくさんあるし、守りたいと思う縁ばかり。ちゃんと定期的に帰って、みんなの顔を見る。いつかは帰りたい場所だともずっと思っている。

今回は準備が不十分の突然の帰国だったので、母にもかなりの負担を与えてしまったなと反省。

次回は1月に娘の日本の小学校体験のために長期の帰国予定をしている。その時は実家には滞在しない予定だから、少しは負担は減らせるかなと思ってはいる。

今回の学びを活かして、次回は足りないところを準備できるといいな。母にできる許容範囲もしっかり確認しながら次回の帰省準備を進めよう。

【最後にちょっと宣伝】
それと、滞在中にやりたいことは結構できた感があるのは、日本でしかできないことをコミュニティを使ってリストアップしていたから。

ここ最近、リストアップして必要なことを書き込んでいく。優先順位を決めるみたいなこと、めっちゃ得意になったな〜と思った

タスクを消化することって、満足感もあるので、1人では難しいって方はこのコミュニティおすすめです〜〜!

こちらのコミュニティ👇


いいなと思ったら応援しよう!