東京一人旅DAY3:横浜、そして再びソウルへ
【DAY3】新しいライフステージへの出発
横浜でプロフィール写真撮影会に参加
この日は朝6時に起床し、ホテルのチェックインを済ませ横浜に向かった。ちょうどタイミングよく、横浜でプロフィール写真の撮影会を同じオンラインスクールの仲間が開催してくれていたので、参加の予約をしていた。
撮影会の詳細はこちら👇
8時20分に駅に集合し、朝ごはんを食べるために「NOUMU」というスープの美味しいカフェに移動。ここのカフェのコンセプトは「飲むことで霧を晴らそう」。
まさにSHEアワードで気持ちが上がっている、写真撮影の日にはピッタリの朝ごはんだった。
朝ごはんに私が頼んだのは「クラムチャウダースープセット」。クラムチャウダーといえば具沢山のイメージだが、ここのはポタージュ化しているので何が入っているのかわからない。
それなのにしっかりとしたアサリの旨味を感じコクのあるとても美味しいスープだった。アサリ以外は何が入っているのだろうと想像しながら食べるのが、また新しくて楽しかった。
朝ごはんを食べながら、簡単な自己紹介。参加の皆さんが全てSHElikesの受講生であるということがわかり、一気に心理的安全性が高まる。
食後は前日のSHEアワードで高まっている熱を共有した。これからやりたいことを宣言しようという時間をイベント進行役のtomoちゃんが作ってくれて、それぞれの夢を語り合った。こんなことを初対面で言い合える関係性が、大人になって作れる。やっぱりSHElikesのコミュニティの力は強い。
その後、カフェを出て撮影会が始まった。横浜の和洋折衷な建物、山下公園など、横浜らしい、風景をバックにたくさんの写真を撮影してもらった。
自分の写真を撮ってもらうことは、久しぶりだったけれど、かわいいね〜とか素敵〜といわれながら撮られていると自己肯定感が爆上がりで、定期的に撮ってもらいたいなと思った。あきちゃんのプロ力は本当すごかった〜
横浜は私にとって、あまりゆかりのない場所だ。
15年前、結婚前に夫と留学中に同じ大学に通っていた国際カップルの結婚式に参列したときに訪れて以来の場所だった。
港町の横浜は文化が入り混じる。海があり、船が見える。いるだけでワクワクする場所だった。この海からたくさんの新しい文化が生まれてきたんだろうなと思うと、横浜のことをもっと知りたくなった。
また来よう、今度は夫と一緒に。
そして17年ぶりの成田空港へ
横浜での撮影会が終わったあと、歩いてみなとみらいの周りを少し歩いた。遅咲き桜がまだ少し残っていて、思いもよらず横浜の桜も堪能することができて嬉しかった。
次、日本の桜を見られるのは何年後になるだろうか。ソウルにも桜はあるけれど、日本の桜はやっぱり美しい。
帰りは行きとは違う成田空港から出発の便を取っていた。横浜駅から成田エクスプレスに乗り込む。どこかでお昼ご飯を食べたかったけれど、人混みで移動する気力もなかったのでお弁当を購入。
電車の中で食べるお弁当。これも私の今の生活では当たり前なことではない。日本に住んでいたら、こういう何でもない日常が、海外に住んでいると一番恋しい。
成田空港に到着した。いつも使う仁川空港はデジタル化が進んでいて、何でもスムーズでとても便利だ。一方で成田は人間味の感じる、私の好きな空港らしい空港で懐かしかった。仁川空港みたいに便利ではないし、現代的ではないけれど、空港らしい匂いが漂っていて、なぜか安心した。
成田から飛行機に乗るのは大学生とき以来だった。アメリカの大学に交換留学に旅立つために初めて1人で飛行機に乗ろうとしていた20歳の頃以来、まさに17年ぶりだった。
今まで海外旅行はたくさんしてきたけれど、出発地が成田だったことはほとんどなかったのだ。
私の人生で海外への道が開かれたのも、あの時の交換留学だった。アメリカの留学先で韓国人の夫とも出会っているので、私にとってはまさに人生の分岐点。自分らしい人生の出発はここ成田空港からだったのだ。
空港でもうすぐ結婚10年を迎える夫に吉田カバンのプレゼントを買い、出発ゲートに向かった。日本最後の買い物はスターバックスの抹茶ラテ。
大丈夫。日本は近い。またすぐ戻ってこられる。
東京に1人で行けたこと、行こうと決断できたこと、本当に良かったと思った。10年ぶりに翼を広げられてよかった。
ただいま、ソウル🇰🇷
帰りの飛行機ももちろん大韓航空。寝不足だったけど、映画が見たくてしっかり起きていた。
帰りの飛行機で選んだ映画はカナダ映画の「Riceboy sleeps」。韓国人のカナダ移民を描いた映画だった。トロント映画祭で「2022最高のカナダ映画」ともいわれた名作だ。
映画の概要はこちら👇
大韓航空のいいところは、こういった日本未公開の作品でも日本語字幕をつけられるのがたくさんあるところだ。私はこの映画の主な言語となっている英語も韓国語もそれなりにわかるけど、どうやって訳されているのか気になって、日本語字幕をつけた。
仁川空港への到着もあっという間だった。私はどちらの国にも住める権利を持っているので、子供が同伴ではない旅の全てのプロセスがあまりにもスムーズで驚いた。一度も並ぶことなく、全てのゲートを通過した。
やっぱり、努力しないでも外国である韓国に住める権利を持てたことは、とても恵まれたことだと思った。
***
あっという間にゲートをでて、住んでいる街行きのバスに乗り込んだ。バスの中から、ソウルの文字が見えくる。
「ただいま、ソウル」
気づいたらそう呟いていた。ソウルに「ただいま」と言えたのは、10年も住んでいたのにこの瞬間が初めてだった。ソウルに住んでいることを否定したくて、逃げ出したかったことも多かったけれど、ちゃんとここが私の街になっている。
10年間頑張ったね。そう自分に言ってあげたかった。
アンニョン、ソウル🛫 これからもよろしくね。
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