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お久しぶりです、たけだです。
死んだと思いましたか?
大丈夫、今のところ症状は夏バテだけです。
みなさんもう夏も終わりです。
あれだけジリジリ騒がしかった蝉の声が
聞こえなくなると、
何だかほんの少しだけ寂しいものですね。
自分の中から何かがヒュルヒュル抜けていった。
たけだにとって
この夏はそんな夏でした。
たけだ、部活を終了しました。
これでたけだも受験生です。
手から零れ落ちるように毎日が過ぎていく。
この一ヶ月、そんな感覚でした。
たけだは知ってる。
大切なものほど、失ってから気づく。
大切なものほど、失っていく感覚がない。
それを知っていたから、この一ヶ月
死ぬほど大切に生きました。
いつか格好つけて言った気がする。
記憶にフィルターがかかって、美しい思い出となる。
結局その思い出ってずるくて、淡くて儚くて
とんでもなく美しい。
どこかの安っぽいMVみたいに、
時々スロー再生なんかしちゃって。
鮮烈で掴めなくて、夢見心地で。
いつか思い出した時、
もっとあの時ああしていれば。
そう言って後悔したくはない。
だから、たけだ一生懸命生きました。
でも引退から三日。
後悔はたくさんあります。
一日一日確実に成長してると胸を張って言える。
だけど、だからこそ後悔はする。
部活人間だった、たけだにはこの三日が
死ぬ程長く感じられました。
手持ち無沙汰なのは性にあわない。
かと言ってすぐに勉強しようと切り替えれる程
できる子でもない。
結局ベッドでダラダラと過ごしています。
理由もなく、だらけていると罪悪感がありますね。
焦りだけ、心の中にはそれだけ。
でも身体は思うように動けない。
言い訳でしかないけど、大切なものが抜けきった
たけだにとって惰性は唯一の逃げ道でした。
今日夢を見た。
遅刻する夢でした。
遅刻しないように一生懸命走るんですけど、
前を走る友達には追いつけなくて。
起きた時「悪夢だ、、、」
と思いました。
焦燥に駆られている。
それを私自身分かっている。
名もない夏が終わる。
秋が来て、冬になり、また春が来て
私が嫌いな夏になる。
後輩はまだまだキラキラしていて、
うん、やっぱりいい顔している。
一年後の私のために
十年後の私のために
逃げ切ってやる、この一年。
太陽が沈むのが早くなった。
もう薄暗い部屋に、たった一人。
こんなことをしている
私はこれから闘いに向かう。
今日も独り言に付き合って頂き、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。
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