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幻のお茶「阿波晩茶」を知ってるかい。そう、徳島は、お茶王国だったのだ。 ー 徳島ふらり旅 上勝町編 ー

本日は、阿波晩茶あわばんちゃを紹介します!

阿波晩茶は、日本でも徳島県は上勝町周辺でしか作られていない。希少なお茶。作り手の高齢化に伴い、幻のお茶になりつつある。

ところで、阿波晩茶は、
通常の緑茶と、何が違うの?
手に入れるには、どうすれば良いの?

そんな疑問に、お答えします。

◇◇

突然ですが、質問です!
アナタは、AとBどちらのタイプですか?

【タイプA】
・コンビニでは、お気に入りの同じお茶を購入。
・家族で行く夏の旅行先は、恒例の場所いつもの宿。
・会社近く昼食に行くお店、頼むのはいつものヤツ。

【タイプB】
・コンビニで、新商品を見つけると、買ってしまう。
・旅先は、いままで行ったことの無い場所を選択。
・会社周辺、少し歩いても新しくできた店に挑戦。


好奇心旺盛な、タイプBのアナタ!
本日紹介のお茶、買いましょう!(笑)

安心安定を望む、タイプAの方
やめた方がよいです。後悔します。

私は、典型的なタイプBです。
(みなさんの、想像通りです。笑)

◇◇

阿波晩茶とは?

阿波晩茶を紹介する前に
お茶の種類を、おさらいしておこう。

巷で、よく言われるのが、
発酵具合による、お茶の種類わけ
原材料は同じ茶葉だが、発酵の進み具合で、味わいが変わる。

緑茶 =不発酵茶
烏龍茶=半発酵茶
紅茶 =発酵茶

これは、聞いたことがあると思います。
ところが!ここでややこしいのが、阿波晩茶の存在。

阿波晩茶は、本当に発酵させるのだ。

へ?

どういう事?

「緑茶・烏龍茶・紅茶」の違いは、
正確には発酵ではない。(なんですと!?)
実は、茶葉に存在する酵素による酸化作用のことを(慣例的に)発酵と呼んでいるのだ。

食べ物の酸化とは、リンゴやキャベツの切り口が茶色くなったり、天ぷら油が臭くなったりする、アレです。酸化は悪いことばかりでなく、お茶は酸化しても、美味しいのだ。

阿波晩茶の作り方

ところがどっこい、阿波晩茶。

本当に発酵させるのだ。
いわゆる乳酸発酵させる。ヨーグルトと同じですな。

タイプBのアナタ、わくわくしてきましたよね!

作り方は、ざっくりこんな感じ

・茶葉をゆでる。
・茶葉に傷をつける。(発酵を促すため)
・桶に入れて漬け込む。(ゆで汁とともに)
・重石を乗せて(酸化防止)
・2~3週間じっと待つ。(発酵・・)
・天日干し(発酵を止める)

Wiki阿波晩茶より

どこで買えるの?

タイプBの方
飲みたくて、うずうずしてきたでしょ!

我らなぐツーが、旅路で見つけたのは、上勝町のお隣にある勝浦町の「道の駅 ひなの里かつうら」にて。
上勝町から帰る、道中でした。

道の駅に産直売店があって、そこに晩茶コーナーがありました。色んな生産者の方が、持ち寄って直売。迷っちゃう品揃え。そして、産直ならではの価格。おススメです。

ー 注意 ー
阿波晩茶は、通常の緑茶と異なり、8~9月に新茶が出てきます。私が訪問したのも、9月中旬でシーズン真っ盛り。もしかしたら、その季節しか売ってないかも・・

なぐツーポイント

徳島まで、いけねーよ!

というアナタ、
アナタには、黄金の右腕(左腕)があります。笑

アマゾンのアカウントがある方なら、コチラ

90g(3g×30袋入)もあります。

現地で買った、阿波晩茶がトップ画像のものです。
現地のヤツは、くせツヨでしたが、飲み続けると慣れ、やがて通常のお茶が物足りなくなりました。笑
(あっ、私はタイプBですよ!)

現地で買ったものは、ラベルに生産者名が書いてありました。お酒と同じ発酵食品なので、作り手で味わいが違うだろうと、タイプBの血が騒ぎ、他の生産者の晩茶も試してみたくなったのです。

ポチリ!

それでは、インプレッション!

道の駅で買ったものより、優しい味わい。
クセが弱く、少し物足りない(笑)
その分、初心者向けかも知れません。

茶葉の香りと共に、なんとも言えない、独特の香りがします。例えて言うなら、干草のような、少し発酵した食品に感じる香り。

口に含むと、やわらかな酸味を感じます。長野県木曽地方の漬物「すんき」をご存知でしょうか? すんきも乳酸菌発酵なんですが、同じ系統の味わい。そして、冷えた方が酸味を感じます。

お茶同様の渋みもありますが、尖ってなく旨味とコクを感じます。

値段は、現地で買った値段より高い・・
やはり現地は安い。(現地:60g950円)

こちらは、150g3600円(送料込み)

ただし、ティーバッグ用に茶葉が加工されていたり、送料も考えるとまぁやむを得ないでしょう。(ティーバッグ1袋3gで、1リットルの晩茶が出来ます。)

それ以外のお茶

今回の徳島旅では、3種のお茶を買った。今回紹介した、阿波晩茶こと上勝晩茶。そのうち紹介しようとしている、美馬くき茶、宍喰寒茶。
生産者が少なく、どれも希少なお茶だ。

生産地の過疎化、高齢化で急速に失われつつある、食の多様性。なんとかこれに、あらがう活動をしてゆきたい。だって、美味しいものは、いつまでも残っていて欲しいよね。

これからも、タイプBの好奇心を
満足させてほしいのだ!

徳島旅に出かけたなたら
くせツヨな、希少茶を味わってみませんか?



つづく…

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