神秘の森「山犬嶽」と「樫原の棚田」日本の原風景を満喫しよう ー ふらり徳島旅 上勝町編ー
じわり人気上昇中の、スポット。まるで、ジブリ映画のような、神秘の森を歩いてみませんか?
本日は、苔の広がる絶景「山犬嶽」と、日本の原風景「樫原の棚田」をご紹介します。
車で行けるの?駐車場はあるの? どれくらい歩くの?
トイレは?
そんな疑問に、お答えします!
◇◇
徳島県の旅は、鳴門の渦潮、阿波踊りとかずら橋だけじゃないぞ!
という事で、なぐツー(なぐなぐツーリスト)の徳島旅初日は、徳島県中央部の上勝町にやってきました。
ところで、上勝町ってどこ?
説明しよう!
徳島県の中央部、山あいにある町。徳島県民ならご存知、葉っぱビジネスで有名な町。映画にもなりました。
徳島市街から、くるまで約1時間ちょい。
上勝町の場所は、コチラ
狭路
ここで、注意点があります。
上勝町に向かう県道が、狭いんです。
いや、それほど狭くない。
上勝町役場から、さらに激狭な細道に折れるまでは・・
旅をしていて、この道はヤバいと感じる基準がある。道路中央に、小枝枯葉が積もり出したらマズイ。交通量が少なく、道が整備されていない可能性があるのだ。
上勝町役場の裏手あたりから徐々に、苔むした道路になってきた。1台通るのがやっと、正面から車が来ないことを祈りながら、ハンドルを握る。
ということで、運転に自信の無い方、大型のクルマに乗っている方は諦めましょう。(ノアやカローラくらいなら大丈夫です。)
林を抜け、道がひらけたら、駐車場までもうすぐ
ふぅ・・
上勝町役場からこの駐車場までのルートは、2つあります。今回は「野尻ルート」と呼ばれる道を選択しました。
ー 駐車場について ー
7~8台くらい停められる広い場所です。
さらに上に、駐車場がありますが、そちらは棚田をスルーしてしまうのと、さらに狭い駐車場。ということでコチラを選択しました。
役場から駐車場までの、激狭2ルートは、コチラ
歩きます
駐車場で、トレッキングシューズに履き替え、しゅっぱーつ!
ここを訪れたのは、残暑厳しい9月中旬。
早朝自宅(愛知県)を出発して、少し疲れもたまっていた。妻の異変に気付くべきであった。
歩き始めて5分ほど
稲刈りが始まっていた。
本日は、初秋の平日。ちょうどお昼どきであった。歩いているのは我々だけ。すがすがしい
と、言いたかったが
残暑どころか、夏真っ盛りの気温。
湿気もすごく、すでに汗だくであった。
登山口までは、舗装路を2キロ歩く。その中間地点を過ぎた辺りで、妻が休憩したいと言い出した。地元の集会所があり、その脇にあったトイレをお借りした。
脇のベンチに、ディバックを降ろすと、背中を汗がつたう。ベンチに腰をおろし休憩。建物の影は、心地よい風が抜ける。
いつも元気に、先頭を歩く妻が不調だと、
景色もなんだか、色が抜けたようだ。
「引き返すか?」
首を横に振る妻
登山口
歩くこと30分。
登山口に到着した、すぐ脇に駐車場(山犬嶽上の駐車場)がある。ここまでこれば良かったかな・・
でも、棚田も観たいしね。
さて、登るぞ!
ちょっと待ったー!
登る前に、
おむすびで、腹ごしらえ
いい具合に、登山口にベンチがあった。
途中、高速道路(淡路島)で購入した、「鳴門わかめと藻塩のおむすび」
ちょっぴり塩味が効いた、わかめの香り漂うおむすび。口にほおばると、お米がほろほろと、崩れるように口の中でほどけてくる。
噛みしめるたび、お米の甘味が広がる。
あぁ、日本人で良かったなぁ
深部へ
妻の体調も少し回復。
いよいよ、呑むす神秘の森、山犬嶽へ参ろう。
20分ほど、山深い普通の登山道がつづく。さらに歩くと、徐々に木の根元が、緑色に染まる。
どんな景色が待っているんだろう。
期待と不安で、どきどきしてきた。
おぉ・・
すべての音が、森の中に吸い込まれていく。
シーンとした森、ふたりの息遣いだけが聞こえる。
5分ほど、神秘の森がつづく
少し、広場のようなひらけた場所に出る。
幽玄な景色に
ため息のような、つぶやきしか漏れてこない。
いつの間にか、妻の体調も戻っていた。
この景色は、最高のクスリのようだ。
さーて、戻ろう。
今晩のお酒も、美味しくなりそうだ。
(やっぱり、酒かーい!)
ー おまけのクイズ ー
途中で見かけた、この鐘
何をするものだと思いますか?
回答は、コメント欄にどうぞ!
ヒント:木槌のようなものが、木の根元に置いてありました。
まだまだ、徳島の旅は続きます。
次回をおったのしみにー!
(つづく…)
苔むす景色が好きな方、苔の回廊もおススメです。