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日光臭を避ける醸造的アプローチ
ワインを日に当ててはいけない、とよく言われます。ボトルを見ても、濃い色をした、いかにも光を通さなそうなボトルに瓶詰されていることがほとんどです。
そうしたなか、一部のワインでは好んで透明なボトルに入れる場合があります。
透明なボトルの一番の特徴は、中のワインの色がわかること。以前は一時期、白ワインの熟成度合いがボトルの外から見られるようにと、積極的に透明ボトルに瓶詰めしていた時期もありました。
最近ではこうした色のボトルに入れられた白ワインを見かけなくなったのは、透明なボトルにワインを入れることで欠陥臭が発生することが分かったためです。この不快臭は、日光によって発生するため日光臭と呼ばれています。
日光臭とはなんなのか、解説した記事を公開しています。
日光臭は太陽光や電灯に含まれる紫外線にワインが暴露することで生じます。逆に紫外線をカットするボトルに保存することでその発生リスクをほぼ回避することができます。
これだけを聞けばとても単純な原因に基づくオフフレーバーのように思えますが、その発生経路はかなり複雑です。この記事ではこのオフフレーバーが発生する原因やその経路に基づいて、醸造面からできる対策について解説を行っていきます。
こちらの記事はオンラインサークル「醸造家の視ているワインの世界を覗く部」で公開している記事の内容の一部を再編集したものとなります。
#サークル記事
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