保育園が臨時休園になったけど仕事を休めない人が150円でベビーシッターを頼む方法(東京都)
新型コロナウイルスの影響で保育園が臨時休園になった場合、東京都の助成金を活用することで、ベビーシッターを1時間150円で利用することができます。
先日、保育園の臨時休業や登園自粛で給料を100%もらいながら会社を休む方法をシェアしましたが、とはいえ仕事を休めない方もいらっしゃると思います。
この記事は、そんな方々の参考になれば幸いです。
制度の内容
新型コロナウイルスの対応により臨時休園した保育所などを利用しているお子さんのお世話をするために、東京都の認定を受けた認可外のベビーシッター事業者を利用する場合、利用料の一部(2550円/時間)を東京都が助成します。
その結果、利用者の負担額が1時間あたり150円になります。
1日8時間として1200円、それがひと月に20日として24000円です。
この制度はもともと、待機児童対策として都が実施している制度です。
今回の新型コロナを受けて、保育所などが臨時休園した場合も対象に含まれることになりました。
※ 保育所などの「など」には、おそらく幼稚園や認定こども園などが含まれると思いますが、公的な資料が見当たらないため、詳しくは各市区町村にお問い合わせください。
※この制度には、会社員やフリーランスなどの区別がないので、どちらの方でも利用できると思います。詳しくは各市区町村にお問い合わせください。
助成金を非課税で受けられる
もともとの待機児童対策としての助成金の場合、ベビーシッターの負担額は同じ150円なのですが、東京都が負担する助成金が「雑所得」となり、所得税を支払わなければなりません。
しかし、今回の新型コロナウイルスによる保育園などの臨時休園で助成金を受けた場合には「非課税」となり、所得税を支払う必要がなくなりました。
市区町村によって利用できるかどうか異なる
この制度は、市区町村によって、利用できる所でできない所があります。
現在利用できるのは、次の市区町村です。(2020/04/18現在)
・新宿区
・台東区
・品川区
・目黒区
・大田区
・渋谷区
・中野区
・北区
・板橋区
・葛飾区
・三鷹市
・府中市
・国立市
・福生市
・狛江市
・東大和市
・武蔵村山市
今後、利用できる市区町村を増やせるよう東京都が働きかけるようです。
最新情報は、東京都福祉保健局のサイトをご確認ください。
制度を利用する際の注意点
注意点が2つほどあったので、書いておきます。(他にもあるかもしれませんので、市区町村の説明や、東京都福祉保健局のサイトをご確認ください。)
まず、ベビーシッター利用料150円(/時間)の他に、交通費や入会金などがかかる場合があります。
次に、利用上限があることです。
「1日8時間、かつ、月上限160時間」または、「1日11時間、かつ、月上限220時間」という上限があります。
利用の流れ
この制度を利用したい場合、市区町村に問い合わせて、利用案内を受けます。
市区町村によって、制度の内容がアレンジされている場合があるようです。
その後、東京都が認定する認可外ベビーシッター事業者の中から、実際に利用したい事業者を選んで、契約をします。
そして、市区町村に申請をして、事業の専用システムを利用するためのアカウントを発行してもらうようです。
詳しくは、市区町村にお問い合わせください。
また、東京都福祉保健局が出している利用案内パンフレットもありますので、そちらもご覧ください。(PDF注意)
制度について疑問がある場合
制度について疑問がある場合には、市区町村にお問い合わせください。
また、東京都福祉保健局のサイトもご覧ください。
使えるものは使って生き延びましょう
医療従事者など、どうしても勤務先に行かなければならない方はもちろんのこと、在宅でお子さんを見ながら仕事をしなければならない方も、大変だと思います。
使えるものは使って、生き延びましょう。
参考にしたサイトなど
最後までお読みいただき、ありがとうございます。