I hate you, 2024

今年の私は夏と夏以降で別れてる、ように思う。
まるで何もかもが夢のようで
何もかも掴める気がしていた夏。
何もかも諦めたくなった秋と冬。
掴んだと思ったものたちはあっけなく
自分の手をすり抜けた。
霞んでいく後ろ姿を、まだはっきり見えると
嘘つき続けた。
自分にたくさん嘘ついた。
たくさん躊躇って、戸惑って、迷って
信じていたものは信じたかっただけのものになった。
それとも、もともと何も
持っていなかったのかもしれない。
これは、自分と、ダンスと生きる自分の世界の話。
何回も問い続けた。
ダンスと生きるってどういうことだろう。
傷つくのが怖いだけ。楽しめない自分に苛立つだけ。
それでもたまに思う。まだダンスがしたい。
まだ夢を追いたい。
まだ諦めたくない。
だけど、それはなぜかいつもすごく自分を傷つけた。
身体はまた動いてる。踊ることを求める身体は
たまにとても純粋で生き生きしてる。
その感覚が続かない。
簡単に脆くなる。
追い求めていた夢がとても
大きかったことを
はじめて気づいた。
それが簡単じゃないことを
思い知った。
痛みは自分の背中を押すバネにはならなかった。
ただ痛かった。



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