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テニスから離れて

 今回の部員日記は、理工学部3年、中島大が担当させていただきます。

 昨年の11月ごろ、リーグの中止とともに僕たちはソフトテニス部を引退しました。当時はやり切れなさと共に、「次も結果を出せなかったらどうしよう」という焦りから解放されて少しホッとした感情もありました。

 そして、引退してからというもの、自分でも驚くほどに全くテニスをしておりません。運動不足解消のため、週に3日から4日ほど、ジムに通ってはおりますが、テニスというものは一切行ってないです。

 自分でもなぜここまでテニスから離れているのかという事を考えたのですが、それは、「ちょっと離れすぎてしまって今更テニスに戻って醜態を晒したくない」という感情が大きいことに気づきました。

 しかし、自分の中には、今までの人生で多くの割合を占めてきたこのソフトテニスというスポーツから、こんなにも簡単に離れていいのか?という疑問もあります。しかも、自分の大学ソフトテニスの結果としては、リーグ11勝12敗。何とも煮え切らない結果です。考え直してみると、せっかく高校での後悔を取り戻しに来たのに、このまま終われないという感情が今はとても強いです。

 そこで、僕は、これから三田クラブ様のもとで、何とかテニスを続けていきたいと決心致しました。多分今現役に紛れたら間違いなくビリ番手の実力だとは思いますが、僕の数少ないアイデンティティであるテニスを諦めたくないです。

 同期の皆さんは、引退しての感謝を述べていてとても素晴らしい人格者だなと思いましたが、僕は汚く後悔の念を述べてしまいました。その点は誠に申し訳ありません。

 しかし、それと同時にこれは僕の再出発として、決心を述べさせていただいたということでもあります。これからも、よろしくお願い致します。

 長く拙い、自分の胸の内を開けた決心の文章とはなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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