空也上人なに吐き出してるの?
こんばんは、琉樹です。
今日は「浄土教ディグったら必ず通る」空也さんのお話。
空也さん、私の知識は中高の歴史と倫理で習った程度なのでよく知りません。
あれでしょ、踊り念仏の人でしょ
くらいの認識です。
踊り念仏はそこから発展して盆踊りや沖縄のエイサーになったらしいです。
しかし、近年空也さんに出会う機会がありました。
まさかの「平将門」様を調べている時です。
全然違うところから出会うこともあるんですね。
平将門が処刑され、その首が四条河原あたりに晒された後、その首は胴体を求めて飛び去っていったと伝承があります。
けれど将門の怨念は強く、様々な不幸が続いたので
空也上人がその首があったところに念仏道場を建てて供養したそうです。
そこが今の京都にある神田神宮。
東京に神田明神はありますが、京都にもあるとは知りませんでした。
余談ですが、神田は
カンダ→カラダ→体→胴体
つまり首を取られた将門の胴体部分があった場所って聞いたことがあるのですが、京都の神田神宮の名称の由来もそうなのかしら?
首があったところですが。
もしかしたら名称は後から来たものかもしれませんね。
さて、話を戻して。
その神田神宮がある場所を、「膏薬辻子(こうやくのずし)」と呼ぶそうです。
これも「空也供養(くうやくよう)」が転訛してそう呼ばれるようになったとか。
今はコロナで旅行は自粛しておりますが、また京都に行けるようになったら行ってみたいなぁ。
ほんでね、サムネの空也上人像。
これ、歴史や倫理の教科書で見たこともある人も多いと思います。
ずっと思ってました。
「口から出てるのなんなん?」
と。
マブイ?マブイなん??
マブイが出てるん?
沖縄の人ならそう思うと思う。
ちなみにマブイとは、いわゆる魂のことです。
そしてこのマブイ(魂)、結構フランクに体から飛び出します。
沖縄の人はびっくりしたら口から魂飛び出す
と言われているくらいに。
そういった背景があるので、もうマブイにしか見えなくなってくる(笑)
ちなみに落としたマブイはちゃんと拾いに行きますよ。
けれどこの空也さんの口から出てるアレ、よーく見ると人っぽい形をしています。
お地蔵さんのような。
これ、仏様なんだそうです。
しかも六体。
これにも意味があって南・無・阿・弥・陀・仏の六文字を表しているとか。
ダンナっちくんから教えてもらったのですが、浄土真宗本願寺派の考え方としては
信じたら 思わず出ちゃう 「南無阿弥陀仏」(字余り)
びっくりした時に思わず叫ぶように、
足の小指を机の角にぶつけた時に「いたっ」と声が出るように
「仏様を信じた時に南無阿弥陀仏ってつい言っちゃうよね〜」
って感じだそうです。
だからこの空也さんのやつも思わず飛び出ちゃった南無阿弥陀仏なのかな?
と思ったのですが、
ダンナっちくん曰く
この時代はまだそういった他力の認識は薄く、むしろ空也上人が浄土教の先駆けでもあるので、「思わず出ちゃう」という意味かどうかは空也上人や浄土教を勉強しないとわからない。
という事でした。
それにしても、インパクトありすぎでしょ。この像。。。
まじリスペクト。
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