降魔登場
お釈迦様は修行中、何度も悪魔(マーラ)に誘惑されたと言います。
過酷な修行の最中、欲望や怠惰、修行に対する心の動揺や葛藤などを悪魔と喩えているのだと思います。
けれどお釈迦様は心身を清らかにし、厳しく内面を見つめ直すことで悪魔の誘惑に勝ち、悟りを開いたとされます。
この出来事を
降魔成道
と言います。
さて。
夜も10時を回ろうというところ。
ソファでくつろいでいるダンナっちくんが徐に買い置きのキャベツ太郎の口を開けました。
私はすでにお風呂を済ませ、歯磨きも完了している状態です。
漂ってくるあのキャベツ太郎のソースの匂い。
あのサクサクの食感を味わいたい!
美味しそう!
という誘惑に駆られます。
しかし、時間は深夜。
今日はお昼にプリンも食べた。
でも食べたい。
いや、しかし。
・・・・・・・・・・・・・。
「マーラよ、去れ!!!!!」
ダンナっちくんに向けて言い放ちました。
しかし彼は平然と返します。
「マーラが悪いのではなく、マーラを憎む私がただいるだけである」
うぐっ
くそう、此の者には口では勝てぬ。。。
マーラと戦っている私を他所に、
ダンナっちくんはキャベツ太郎の美味しさとコスパの良さを語っておりました。
世の中には数々の誘惑があるかと思います。(主に食欲)
けれど、それに打ち勝つことが、悟りへの第一歩だと。。。
思い。。。。
キャベツ太郎、食べたい。。。