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アノニマスがニカラグア保健省をハッキング
先週、「ニカラグア保健省を国際ハッカー集団アノニマスがハックして大量の情報が流出した」とニュースになっていた。
The archive contains over 400 files. You can access the whole database of MINSA by accessing "COVID19.accdb" file. The password is "vivanicaragualibre". Nicaragua will be free ✌️
— Lorian Synaro 🍀 (@LorianSynaro) August 21, 2020
*** The download link will be replaced as soon as the main one gets banned. ***
なんでもアノニマスの情報によって、ニカラグア保健省が、実際に発表している数の3倍くらいのコロナ陽性患者を隠蔽していたことがわかったらしい。
まじかアノニマス。
嘘か本当かよくわからない話だが、この国にいるとそういうことがわりと多いので、まあそんなこともあるか・・・と流すことにした。
こうやって、海外在住の日本人はどんどん適当な人間になっていく。
日本にいると、ある程度「絶対的な真実」みたいなものが、みんなの間で共有されている気がする。ホモジェニック(均一的)な社会だからそういうことが起きるんだと思う。
「何が正しいか」みんなの共通認識があるので、大筋はすぐに合意できて、話がどんどん進み、結果としてディティールへの強いこだわりみたいのが発揮される。
仕事で日本とやりとりしているとたまに「○○は××ですよね!?」「ということは△△ですかっ!?」みたいな確認があるのだが(「っ!?」は私がそう感じているだけで、実際こんな口調で聞かれているわけではない)、そんな細かいこと聞かないでよ・・・と思ってしまう。
こっちは○と×と△の間みたいなぐにゃっとした図形を描きながら、ゆるゆる暮らしているのだ。
ところで、アノニマスを4〜5人の天才少年ハッカーの集まりみたいなものだと思っていた私は、「ニカラグアのコロナ事情まで調べてるなんてアノニマス超勤勉じゃん」と思っていたが、ネット上で似たような思想に基づいて行動する不特定多数の人々が自らを「アノニマス」と名乗っているだけらしい。
天才少年グループの方が、映画みたいで良かったのにな、と勝手に失望した。