イギリス人とドイツ人の節約本から見える、粗食なご飯な国が戦争に強い理由
お国柄ジョークかアネクドートの中に、「粗食なご飯な国は(戦争に)強い」というものがあります。
確かに、現在の世界最強の軍事力を持つアメリカ人はハンバーガー、かつて世界最強の海軍国家だったイギリス人はフィッシュ&チップス、第一・第二次世界大戦で敗北したものの強力な武器を開発して連合国の心胆を寒からしめたドイツ人はマッシュポテトかジャーマンポテト、イギリスが世界最大の海軍国家だった時代に世界最大の陸軍国家だった日本人はライスボールとダイコンのピクルス(日本名:おにぎりとたくあん)出しときゃ文句言われないイメージが強い…これらが粗食というカテゴリーに入るかどうかはさておきσ^_^;
話は変わりましてミニマリスト志願者のkinaとしては節約術を色々知りたい、簡単で美味しくできる料理を知りたい、Kindle Unlimitedを使っているからには興味のある本を読んでやれ…と言わんばかりに色んな本を読んでいて、イギリス人とドイツ人が書いた節約本も読んでみました。
それがこの2冊。
最初の日本とお二人の母国の違いについて書かれた文章を我慢して読み進めると…その先が結構面白くて。
興味深いのは、イギリスの節約術もドイツの節約術も、単なるエコノミーだけでなく環境やエコロジーを強く意識しているというところ。
当たり前かもしれませんが食材を手を変え品を変え、しっかり食べ切るところ。
粗末な食事でも文句言わないとこσ^_^;
日本とkinaには「エコロジーを意識した節約」という意識が少ないように感じて、その点はちょっと反省。
また、「お金をかけずに美しさを保つ」という項目もしっかり載っていて、コスメ選びに疲れている方にはぜひ読んでほしい内容でもあるかと。
この2冊を読み終えてkinaが思ったことは…なぜか
イギリスもドイツも、そりゃ戦争に強いわけだわ
ということでした。
それは、冒頭に出てきたお国柄ジョークやアネクドートが指し示すような「粗食」という意味合いだけでなく、「必要とあれば贅沢をしなくてもやっていける精神性」「手持ちのものを工夫し、それを楽しむ気持ち」が、戦争という非常時でも力を発揮する…ということなんだと思いました。
日本にも「必要とあれば贅沢をしない」「手持ちのものを工夫し、それを楽しむ」という文化は存在してましたし、ミニマリズムがまさにそれだと思います。
えっと、アメリカですが…アメリカは日本やイギリス、ドイツとはまた話が違って、アメリカ軍の強さを支えているのはどこぞのマネックス証券の米国株チーフハッチさんの受け売りではないですが最先端の技術があり、移民を受け入れることで人口ボーナスと優秀な人材を受け入れる度量があり、世界に冠たる企業が多数あること、資源があることもそうですが…アメリカ軍の教育システムとか作戦立案部分がすごく優秀なことにあるようにも思います。
日本史どころか世界史屈指のしくじり作戦と言ってもいいレベルのインパール作戦で、対するアメリカ軍は日本軍の動きを察知して緻密な作戦を練って、圧倒的な物資で戦った過程は「敵ながらあっぱれ」と言うべきものでした。
戦争なんていうことにはなってほしくはないですが、必要とあれば贅沢をしなくてもやっていける精神性や手持ちのものを工夫し、それを楽しみ、粗食でも美味しく食べる生活はkinaも憧れますし、少しずつでも実行していきたいと思ってます。