最高に贅沢なる一汁一菜
一汁一菜。
日本の食事の基本パターンで、最近は料理研究家の土井善晴氏の提唱によって再び注目を集めています。
「一汁一菜」というと質素なイメージがありますが、やり方によってはとんでもなく贅沢にもなります。
味噌汁がついた牛丼やカツ丼も一汁一菜と言えますし、「かまどで炊いたご飯に自家製味噌と有機野菜とブランドの豚肉で作った豚汁に最高級の紀州の梅干し」とか「土鍋で炊いたご飯と利尻産昆布に枕崎の最高級鰹節と有機野菜で作った味噌汁にブランドものの鶏の卵と最高級の醤油を使った卵がけご飯」なんてなったら、多くの人が「贅沢」と認識すると思うんですよ。
さて、Kindle Unlimitedで「面白そうな本はないかな〜?」と本を探して、読んでみた本。
だしで有名なにんべんさんが出した電子図書です。
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その中で出てきた「かつぶしめし」に興味をそそられました。
作り方も簡単…というか、作るというまでもない感じなのと美味しそうだったので、早速ご飯を炊く朝食で試してみました。
使ってない鰹節あったし。
土鍋で炊いたご飯
真昆布でだしをとって北海道産きたあかりと三陸産わかめを使った豆腐の味噌汁
そこにいかめしで有名な森町の温泉熱を利用したきゅうりの浅漬けと、ごはんにかつおぶしパックを盛大にかけて、ちょっとこんぶ醤油を。
kinaにとっては単なる日常だけど、字面だけ見たらとんでもない贅沢かもσ^_^;
肝心の「かつぶしめし」の味ですが…もちろん美味しかったです。
簡単にいうと「おかかのおにぎりの握ってないの」ですから、美味しくないわけがない。
「これなら余計なおかずいらんわ」「(ご飯を炊く)朝は納豆とかつぶしめしのローテでも何とかなるんじゃない?」と思っちゃいました。
ただ、猫を飼ってる方は気をつけた方が良いかもしれません。
普段人間のご飯には興味を持たないたぬきねこが普段と違う動きをしてましたから。
個人的に何が良いかって、鰹節(パックだけど)は常温保存と長期保存が効くのでローリングストックと呼ばれる、いざという時には非常食にもできる食材となりうるわけで。
…と、簡単に言ってますが鰹節を作るには様々な工程があり、作るのに非常に手間のかかる食品です。
それを手軽に食べられるのはにんべんを始めとする、各メーカーさんと漁師さんの尽力のたまものなわけで。
そのことは忘れずにかつぶしめしを楽しみたいと思います。