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駒大の駅伝勝負めしから見える指導者のあれこれ

お約束のKindle Unlimitedで、最近読んだのが青山学院大学陸上部監督原晋さんのこの本と

駒大陸上部の栄養士の資格を持った寮母さん…というか、駒大陸上部大八木(前)監督の奥さん京子さんが監修したこちらの本。

めんどくさがりのkinaでも「作れそう」と思うくらい作り方が難しくなく、凝った材料や調味料を使ってないし、何より「栄養の観点から駅伝出走直前に出しているもの」を時系列で紹介しているので、趣味でマラソンしている人やお子さんが陸上部に所属しているお母さんにはとても参考になるんじゃないかと思いました。
実際、Amazonのレビュー見たら市民ランナーさんが「参考になった」と喜んでいらっしゃるのも散見されましたし。

kinaが驚いたのは、本で紹介されていた大八木監督の経歴。
高校卒業後実業団で走っていたけど、どうしても箱根を走りたくて24歳で夜学で駒大に入学して、昼間は川崎市役所で働いて箱根駅伝に出場したというエピソードです。
さらっと書いてますが、誰でもできることじゃないよこれ…。
それで駒澤大学で監督になって、世界に通用するランナーを育ててってどんだけ凄いんですか。

「大八木監督が大学ではなく実業団陸上部の監督だったらどんな凄い選手を育てていたんだろう?」と考えちゃったりしましたが、「大学で有名な選手を育てることで、良い選手がより長く活躍できるようにしている」という見方もできるのでこちらが口を挟むことではないですよね。

反対に青山学院大の原監督は「実業団ではなく大学陸上部にいた方が良い人」と思います。
原監督は「学生としての選手」だけではなく、「選手でなくなった学生の未来」を見据えて指導している感じがあるので、これからも大学で指導してほしいな、と。
一度、とある青山学院大の選手が卒業後は普通の会社に普通に就職する、という話になって、その時にその学生が「監督もサラリーマンとして頑張ってきたから、自分も頑張る!」と胸を張って言っている姿を見て、「こういう監督に育てられて、自分の進む道に誇りを持って社会に出ていける選手は幸せだ」と思ったことがありました。

それはそれとして、実は大学駅伝はかなり興味のないkinaはインタビューに出てきた駒大OBの藤田敦史さんはまだかろうじて「そうか、そうだったな」と思えたものの、コニカミノルタ(コーチ)の宇賀地強さんを見て「この人、駒大OBだったのか!」と本気で驚いていた自分に「自分はどんだけ箱根に興味がないんだ」と思い知った次第orz
そういえば、実業団駅伝で駒大出身の人って活躍しているイメージ強いですね…。

本の中でちょっと興味深かったのは、現駒大陸上部監督である藤田敦史さんが当時の寮母である京子さんの大変だったであろうエピソードを語っているところ。
「これは言っておかなきゃ」という藤田さんの思いが行間から見え隠れしているように思いました。

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