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【回想録】他部門に吸収された話

2024年11月半ば、元職場の人からLINEが届く。

『私達、1月から他部門(A)に吸収されることになりました。
年末のクソ忙しい時期に他階フロアへ引っ越しです。
年始のクソ忙しい時期に新部門で業務開始です。
現行の課のまま新組織に移行する(=部の名前と上司だけが変わる、とりあえず)ところもあれば、業務内容に応じて他課に異動になる人もいます。』

いや実は、元々Aだったのよね。約30年前は。
(それを知ってる人がほぼいなくなりましたね。転職とか定年で)
それがBへ切り出され、そのBに我々はずっといたわけで。
元さやなんですよ。今更なぜ??と思いましたが。

課をリードしていた先輩から
「これからは”なぎはら”にこの課を任せたい」と御使命を受け(たと認識していた)、
一本釣りで異動となり、長い間続けたサラリーマン人生。
自分なりに頑張った。課を発展させてきた、引き継いだ自負もあった。
でも、不本意な形で手放してしまった。キャリアもその自負も。

もし私がまだサラリーマンを続けていたら、
Aに吸収される事実は相当ショックだったと思う。
プライドを傷つけられたと思う。
Bでずっと頑張ってきたのに。。。とか
同じB傘下の他課の人にばかになれるのでは?とか

「組織を私物化するなよ、お前のもんじゃねーし!」って思いますよね👆

今だからこそ、心からそう思えるようになったんです。私物化するなって。
組織を離れて1年以上経過したから。
いや、もしかしたら、
今回初めてそう思えるようになったのかも。

もし組織に残っていたら、苦しくて苦しくてたまらなかったと思うんです。自分の存在が蔑ろにされた、的な。
怒り狂っていた可能性も大。

組織から離れ専業主婦になった今だからこそ気づけたこと。
相当「組織人思考」だったんだな、病んでたな。
立場が変われば、見え方も感じ方も違う。
どちらの自分も私自身であることに変わりはないのに。
不思議なものです。

業務内容やHC、各部門・部署の繁忙期と閑散期、諸々を考慮した結果の吸収であろうことは容易に想像が出来ます。
組織なんてそんなもんですから!
社員のやる気とかモチベーションなんて無関係!
HCを増やさず、効率的にやるべきことを期限までに終えることが出来れば
ALL OK

もう私が戻れる場所は、ない。
もう私が戻りたい場所は、ない。

やっと心から、会社にサヨナラできる。








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