ひとり
家にいる時間が短くなった夏休み、
家が外みたいな感覚に陥る
おかえりを言ってくれない部屋
ベッドは軋むしエアコン効かなくて気まずい
やりたいことと時間とお金、そして身体
全部見合ってなくて悲しくなる
楽しいことが多くありすぎると悲しいことが
起きてしまうかもってすぐ思ってしまう悪い癖
別にそんなことないのに
もちろん、悲しいことばかり起きた時はさ、
希望的観測で次はいいこと起こりそうって
思っていいんだけども
こんな感じで、不幸せがステータス、
幸せがボーナスな人生に慣れてしまった
誰かと会うことでひとりじゃない時間が
当たり前になると、今まで当たり前だった
ひとりが少し寂しくなっちゃうの、
なんでかなぁ、やだなぁ
でも、ひとりの時間が減りすぎると、
それはそれで息苦しくなってきて、自ら
ひとりになりたくなっちゃうんだよなぁ
こうなるくらいなら最初から
誰とも会わないべき、だなんて
そんなしょうもないこと、考えるけどさ、
結局は誰かにその寂しさを埋めてもらいたく
なってくるんだよな、なんでかなぁ
わがままだなぁ、自分、
わがままだなぁ、人間
思ったよりも昼寝してしまった土曜日の夜、
溜まってるLINEの通知を寝ぼけながら消化する
会いたい人に、会えない寂しさを、
SNSで埋められる現代に感謝しながら、
簡単に連絡ができるからこそ、
孤独に耐えられない、離れられない
うざったい感覚を覚えながら、
なんとなく、これを読んでる誰かも
同じ気持ちだったらいいな、と思いながら、
エアコンをかけているのにも関わらず、
外気温と変わらない部屋温度に呆れながら
ひとり、部屋でひっそり生きています。
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