みんながいるからわたしがいる
2020年も、もうすぐ終わり。
今年は本当にたくさんのことがあったなぁ。
思い浮かんだままのことを少しかいてみようって思った。文章が変なところもあると思うけど読んでくれたら嬉しいな。
この1年間わたしはずっと自分の存在意義について考えてた。普段からよく考えてはいたけど今年は特に考えさせられた1年だった。振り返ってみて、「ちょっと自分重すぎるんじゃないかね?」って思うぐらいには考えてた。
突然の告白になってしまうけど、わたしは自分のことが好きじゃない。自分に自信もない。こんなこと言ったらお父さんお母さんお兄ちゃん、たくさんの色んな人が悲しんじゃうかもしれないからあんまり大きい声じゃ言えないけど、わたしには生きてる価値がないって思う時、よくある。ちゃんと家族から愛されてるってこともわかってる。でもなぜかわからないけど1人になると急にわたしは生きてる理由なんてないよなって思っちゃう。でも死にたいわけではない。特に生きてる理由がないのに生きてて、そして何にもできない自分にむしゃくしゃして、こんなんじゃダメだって思いながらも生きてしまってる自分に嫌気がさして。夜になるとなんで自分生きてるんだろう?って思ってじんわり涙が出てきちゃうことがあったり、なかったり。
こんなわたしでもちょっぴり誇れることがある。それはたくさん友達がいること。さっき「わたしは自分のことが好きじゃない」なんて言ってたけど、それはわたし単体でいるときのわたしが好きでは無いのである。わたしは友達といる時のわたしは好きだ。わたしと話してて笑ってくれる人がいるし、一緒にご飯に行こうと誘ってくれる人もいる。相談に乗って欲しいと言われてたくさん語り合って感謝されることもこれまでに何度もあった。なんて幸せなことなのだろう。友達から
「凪ちゃんって人気者だよね」
「凪ちゃんのこと嫌いな人っていないよ!」
という言葉を聞いたこともある。そんなことないよ、と言いながらも満更でもない自分がいる。自分って誰かに必要とされてるんだなって思って内心すごく嬉しかった。こういうとき、唯一自分が生きてる価値があるって思える。
でも時々、ふと、怖くなる。
「嫌われてしまったらどうしよう」
わたしは誰かから嫌われてしまうことがどうしようもなく怖い。誰からも好かれていたい。どんな友達でもわたしのもとから離れていってほしくない。だって、わたしから友達という要素を抜いたらわたしが存在する価値が失われてしまうから。友達といるときの自分は好きだ。でも嫌われないように意識するあまり本当の自分を見失う時もあった。時には八方美人とかも言われたっけかな。でも嫌われるよりは八方美人でいる方がずっとよかった。自分に自信が無い、自分には何も無いって思っているわたしでも友達といる時はそんなことを忘れさせてくれる。わたしの中で友達が占める要素はすごく大きい。
たくさんの友達に囲まれているわたしはみんなの良いところを見つけるのが得意。友達の名前を出されれば「〇〇のいいところはね…!」ってすぐ答えられる。
幼稚園小中高と一緒に過ごしたあの子は、いつも元気いっぱい。純粋無垢な心を持ってて、誰からも好かれる性格だよね。ずっと頑張ってたテニスは全国大会レベル。出た大会はほとんど賞状持って帰ってきて、隣にいるわたしが誇らしかったぐらいだよ。あなたの周りにいる人は自然と笑みが溢れちゃう。わたしの背丈とは正反対のちんまりしたあなたと一緒に歩いた日々は一生の宝だよ。
幼なじみのあの子は本当におもしろい。あなたといるとお腹がよじれちゃうぐらい笑っちゃうよ。オレンジと水色のランドセル背負ってた日が懐かしい。あなたもとってもテニスが上手でいつも賞状持って帰ってきてた。いつもふざけてるようで、友達のことすごく考えてる人。友達のことで悩むことも多いかもしれないけどわたしはずっとあなたの友達だから安心してね。
笑い声が特徴的なあの子はとってもとっても頭が良い。そして優しい。もちろん他の人よりもできちゃう部分はそれなりにあるけど、彼女は努力の天才なの。なんでこんなに頭のいい彼女がこんなポンコツな私と仲良くしてくれるんだろうって何度思ったことか。こんなに非の打ち所がない彼女だけど実は恋愛偏差値低めなんだよね。そんなところさえも愛おしいし、あなたの魅力の一つだよ。
高3の最後の席替えで近くになって仲良くなったあの子は今ではかけがえのない友達。とってもオシャレで、おもしろくて、でもどこかまだ私の知りえない部分がたくさんあって、もっともっとあなたのこと知りたい。お互いたくさん考えて、色んな深い話をする者同士、わかりあえることも多いよね。似た者同士だけどわたしとは違ってどこか芯の強さを感じます。わたしの知らない事、これからたくさん教えてね。
ぶっきらぼうなあの人はなんだかんだでわたしの一番の相談相手。LINEは「うん」、「そっか」しか返してくれないけど、本当に困った時には電話の相手もしてくれる心優しい人。わたしにはない冷静さと我慢強さを持っていて密かにそのクールさに憧れてたりもする。これからもずっとずっとわたしの友達でいてほしいな。
(いいところを書くつもりがいつの間にか愛の告白みたいになってしまったことは置いておいて…。)
そのほかにも、バスケが得意な双子ちゃん、美人で気さくで努力家のラグビー女子ちゃん、ちょっとおばちゃんくさいけどすごく卓球が上手なご近所ちゃん、可愛くて美人で頭が良くて自信に満ち溢れた素敵な後輩ちゃん、始発で登校して一緒に講義室で睡魔と戦ったバスケ部ちゃん、受験期毎日一緒に終電で帰ってくれたマネージャーちゃん、勉強そっちのけでたくさん語り合っちゃう茶道部ちゃん、高級焼肉も釣りも誕生日サプライズもたくさん一緒に遊んだ3人組…。ここには書ききれないぐらいわたしの周りには素敵な人たちがたくさん、たくさんいる。
こんなに素敵な人と一緒に過ごしてるからこそ余計に自分には何も無いって感じてしまう。自分なりに頑張ったとしても、周りのみんながそれをひょいっと追い越していく。周りのみんなは才能に満ち溢れていて、すごく輝いてて…。それがとても眩しくて、自分はみんなに到底適わなくて。
何か一つでも、他人に誇れるものがあってほしかった。そりゃあ、人間勝ち負けとかは無いけど、自分が他人に誇れるものがあれば自分が存在してる価値があるって思えるのかなって考えてた。
自分の良いところを探そうと思っても、何も出てこない。勉強だって追試ばっか受けてた。自分なりに頑張ってもなかなか上手くいかなかった。第1志望の大学にも落ちた。部活も全然下手くそで団体戦じゃ自分が出るよりも後輩が出た方が勝率上がるからいつも後輩に頼ってた。そんな自分が惨めだなって思ってたけど勝つためにはそうするしかなかった。
こんなダメダメなわたしなのに、仲良くしてくれる友達がたくさん、たくさん居ることが本当に嬉しくて、それと同時に苦しかった。なんでわたしのことを好いてくれてるんだろう?こんなに仲良くしてもらえていいのかな?と。幸せな悩みなのかもしれないが、たくさんの友達に囲まれている幸せよりも、嫌われてしまったらどうしようという不安がわたしの心をたくさん占めてしまっていた。
冒頭にも書いたけれど、今年1年間は本当に毎日ずっとこんなことばかり考えてた。自分の存在意義ってなんだろう。自分ってなんで生きてるんだろう。こうやってたくさん悩んだのはやっぱりこの1年間コロナの感染拡大の影響で友達との直接的な関わりが薄くなってしまったからなのではないかなと思う。今まではわたしの周りに友達がいるということが目に見えてわかった。近くで会って話せるし、笑い合えるし、たくさんの友達がわたしの傍にいてくれた。でも、コロナが流行ってからは大学はオンラインになり、友達とは簡単には会えなくなった。そして必然的に1人でいる時間が多くなった。上京できずに地元に残り授業を受ける毎日。上京した友達のInstagramのストーリーにあがっている大学の新しい友達の姿を見て楽しそうだなと思うと同時に途端に寂しい気持ちになる。重い人間に思われてしまうけれど、わたしのことも忘れないで!と叫びたかった。みんなが新しい仲間と出会い、楽しい毎日を過ごすことは本当に素敵なことだ。でもやはりわたしはそんな友達の姿を見て、辛く、自分が置いていかれていくような寂しい気持ちを抱いてしまう。
この1年間、コロナの影響でたくさんの辛いことが起きた。たくさんの人が亡くなり、たくさんの人が苦しみ、たくさんの出会いが失われ、たくさんの喜びも失われた。
でも、この1年間での学びもあった。わたしはこういう状況になって初めて自分にとっていかに友達という存在が重要であるかを知ることができた。もちろん今までも友達を大切にしていた。でも、これからは今まで以上にもっともっと友達一人ひとりと向き合い、感謝を伝えたり、たくさん思い出を作ったりしようと思う。友達だけでなく、家族にも、わたしと関わってくださるたくさんの方々にも。
題名に「みんながいるからわたしがいる」ってなんとも当たり前なことを書いてしまったけれども、2020年を過ごしてみて、1番の学びはこの題名に尽きる。
わたしが存在するのは
みんなが存在するから
ちゃんと存在意義あるよ!たくさん悩んでた過去のわたし大丈夫だよ!答えなのかよく分からないけどちゃんと答えを見つけることが出来たよ!と2020年の悩みまくっていた自分の背中をぽんと叩いてあげたい。
この2020年を経て、来年2021年は、もっと自分を好きになれるように努力したいと思う。友達に囲まれている「凪ちゃん」のわたしだけではなく、わたし単体で生きてるわたしを好きになりたい。どうやって自分を好きになろうかな?たくさん可愛いお洋服を買う?さらに美容に気を使ってみる?色んな髪型にしてみる?勉強を頑張ってみる?考えただけでもたくさんアイデアが浮かんでくる。昨年以上に素敵な1年を過ごしたいな。おっと、一心不乱に文章を書き続けていたら夜が明けてしまったようだ。
2021年は早寝早起きから頑張ってみようかな。(笑)
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。初めてnoteを書いてみて、改めて、自分の思いを文章にすることの難しさを実感しています。もっとたくさん自分の思いを文章にできるようにがんばります。
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