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5泊6日車での九州旅 2日目 宮崎と宮崎グルメを楽しむ!そして鹿児島へ
旅2日目。
案外疲れはない。
朝ごはんはスキップして、朝風呂へ。
誰もいない温泉は、解放感でいっぱい。
チェックアウト後も、車はしばらく止めていていいということで、チェックアウト後、荷物を車に入れ、散歩がてら宮崎市内へ。
宮崎唯一のデパート、山形屋へ立ち寄る。
山形屋へ行く途中は、大淀川沿いを歩いてみた。
文句のつけようのないほどの快晴の天気で、飛び跳ねて歩きたいくらいの気持ちよさ。
元々歩くことが好きなので、余計にテンションは上がる。
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雲ひとつない、真っ青な空 まるで初夏!
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橘通り入り口付近 写真が斜めでごめんなさい
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大淀川に沿って、ウオーキングなんて、最高です
ここはまさに地方のデパートで、そのレトロな感じが好きで、私は宮崎旅の時には必ず立ち寄る。
特段何も買わないのだが、「挨拶に行く」という感じだ。
結局地下に行って、おいしそうなパンを買って、今日の遅い朝ごはんの場所に向かう。
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改装され、綺麗になっていました
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宮崎といえば、釜揚げうどん
朝ごはんを11時まで我慢していたのは、この店に行くためだ。
それが、知る人ぞ知る「釜揚げうどん 重乃井」だ。
巨人軍の選手たちもキャンプ中に通うことで有名だが、私も実は客室乗務員時代に先輩たちにとれられ、何度も訪れた老舗の釜揚げうどん屋さんだ。
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開店は11時。
10:50に行くと前に2人並んでた
11:30にはほぼ満席。
やっぱり、宮崎、この名店すごい。
魚寿司と、釜揚げうどんの並を注文。
魚寿司はさば寿司。
釜揚げうどんは、つけ麺のようにして食べ、最後に残った出汁を茹で汁の中に入れて、飲む。
これがまた美味しい。
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魚寿司 その時によって魚の種類は変わるようです 今日はさば
麺は少なめだったので、大盛がおすすめかもしれない。
ぺろっと完食し、ホテルの駐車場に向かう。
予定より少し早くスタートできたので、多分時間はなんとかなりそうだ。
雲ひとつない、まるで初夏かと思う青空のもと、快調に車は進んでいく。
今日の目的地の一つ、青嶋神社付近に到着。
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宮崎県運営の植物園がある ここからの道が海岸への近道
記憶によれば、おそらくこの神社にはプロ野球の選手たちも参拝しているはず、と思い出すが、私が訪れるのは初めてだ。
車でなければなかなか来れない場所なので、この機会に訪れたいと思っていたのだ。
観光地なので、駐車場の呼び込みをされるが、それを無視して先に進む。
すると、1箇所止めやすそうな駐車場を見つけ、「500円」と書いているのを確認して車を止めた。
機械も何もない駐車場なので、そのすぐそばにあるお店らしきものを開けると、中からおばさまたちが二人出てきて、「あ、今止められた人ね」と声をかけられる。
「はい、どちらでお金を支払ったらいいですか」「ここです。500円です」と言われ支払う。
すると「せっかくうちに止めてもらったから」と言って「近道を案内しますね」と、ガイドをしてくださった。
そのお店のすぐ裏に、県が管理する植物園があり、その芝生の上を「ここ通っても大丈夫ですよ」と案内されるままついていくと、芝生の上に不思議なものが・・・
「これは?」と聞くと、」「ああ、これは24時間働いてくれる芝刈り機です。あそこに充電あしょがあって、電池がなくなって来ると自分で充電場所にいくんですよ」と。
まるでルンバ版芝刈り機だ。
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24時間文句も言わず、働き続ける芝刈り機 えらい!
「すごいー」「可愛いー」と感心しきり。
そして、このおばさまもガイド役がすっかり板についていて、優しい。
そう、宮崎の人って本当に優しいし、穏やかなんだよな、と改めて思う。
都会に疲れたら、宮崎の人の優しさに触れてみてほしい。
おばさまに丁寧にお礼を言って、私たちはずんずんと海の方向に進む。
「鬼の洗濯板」もすごい、と言われていたので、しっかりじっくり見ようと、海に近づく。
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あたり一面は海
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ここから少し降りていく この頃には、野生児魂が発動・・・
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この大きな水たまりを、ジャンプしてわたった
すると、もともと海好きの私はタガが外れたように、子どもの頃のお転婆ぶりが目を覚ます。
海に流れ込む川のような大きな水たまりを、思いっきりジャンプして、濡れた砂浜に着地すると、さらに岩場がある場所に近づき、その岩にさえ登りたくなった。
家族はついてこない。
私は子ども心全開だ。
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岩場に登る前
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岩場に登って撮った写真
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鬼の洗濯板と呼ばれるだけある
自然の力はすごい
私は山よりも海の方が好きだ。
海の方が、気持ちが晴れやかになる。
全てを包み込み、流してくれ、「ああ、このままでいいんだ」と思わせてくれる力がある。
鬼の洗濯板を見ると、確かに洗濯板のようだ。
自然の凄さを感じる。
そして、自然に感謝する。
何年経ってもきっとこの海がこのままだろうと思うと、それだけで海に、自然に、感謝する。
ようやく海から離れ、歩いているとゲストハウスを発見した。
きっとサーファーの人たちに人気の宿なのだろう。
サーフィンはしないが、ソフトクリームは食べれる。
ミルクソフト、とチョコレートミックスをそれぞれ注文しいただく。
350円だが、そのお値段分はある。濃厚なミルクの味だ。
薄っぺらくない。
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しっかり、濃厚なソフトクリームでした
きっと元スポーツ選手に違いない、ガタイの良いお兄さんがソフトクリームを作ってくれたのは、なんだか面白かった。
テラスに出て、しばし太陽を浴びる。
太陽が違うものに思えて来るのは、やはり太陽の国、宮崎だな、とただただ宮崎の魅力を語っているだけのようなブログになっているのはわかっている。
好きなものは好きなんだ。
この後、日南海岸へ向かった。
道の駅があり、そこは駐車場も無料。
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ここは国定公園になっています
道の駅の中には、貝殻で作った亀の置物や、観葉植物が売っていて、道の駅もそれぞれに特色があって面白いなーと思う。
特段何も買わなかったが、見晴らしの良い場所に全て行ってみた。
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ベンチに座って撮影した風景
こんなの毎日見ることができたら、どんなに幸せか・・・
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ここにも鬼の洗濯板がありました
トンビが空高く飛んでいて、食べ物を狙われる可能性があると、注意書きがあった。自然と近い証拠かもしれない。
それにしても、ここ日南の光景を見ていて、気づいた。
「マリブに似ている!!」
ロサンゼルスにある、ハリウッドスターや、富豪たちがこぞって購入している別荘地がある、マリブという場所にそっくりなのだ。
昨年世界一周の最初に訪れた都市が、ロサンゼルスだった。
そのロスでどうしても行きたかった場所の一つが、マリブだった。
セレブタウンでもあり、海も見ることができる。
そんなリゾート地をこの目で見て見たかったのだ。
マリブの画像はこんな感じ。
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別荘地として、街が出来上がっています
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マリブの桟橋から見た光景
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サンセットも綺麗でした
マリブに光景が似ているのであれば、別荘地としてもっともっとおしゃれになれるはず、と思ったけど、ここは国定公園。
勝手に開発はできないんだろうな、と思い、少々残念。
でも、おしゃれな店などはもっとできていいのに、もったいないなーと思った。
そんなことも考えながら、ベンチに座って、ぼーっとしていると、小さな悩みなんてどっかに行ってしまう。
「毎日ここで休憩していたら、執筆も進みそう」と、思わず言ってしまうほど、癒された。この光景はきっと忘れないだろう。
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太陽が眩しい サングラス持っててよかった!
そして、ようやく鹿児島へ向かう。
これが案外長い。270キロほどあっただろうか。
途中、都城で高速を降りて、別の高速に乗り換えるという、不思議な道のりのため、ナビを無視したら、行きすぎてここで時間をロスした。
結局途中休憩できたのは、「溝辺パーキングエリア」だけ。
売店はないので、ドリンクだけ自販機で買い、鹿児島へ急いだ。
迷いはしたが、なんとか鹿児島へ到着。
ホテルは、市内のあらゆる観光名所の近くにあり、まだ新しいホテルで今はやりのスマートホテルだ。
チェックインも機械、室内には、冷蔵庫はもちろん、冷凍庫、乾燥機付き洗濯機、食器、フライパン、IHヒーターもあり、料理もできる。
放棄滞在の外国人を相手にしているように思えた。
室内は綺麗。
思わず「すみたーい」と言ったほどだ。
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ソファも広い
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二人で宿泊すると、上下で眠れます
ただ、家族は友人と待ち合わせがあるとか、で、鹿児島一の繁華街、天文館へ急ぐ。鍛冶屋町駅まで徒歩1分。そこから二つ停留所が天文館だ。
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電停近くのオブジェ マスクは、本物
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ちょうど夕暮れで、綺麗だった
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ホテルから1分くらい
鍛冶屋町電停
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路面電車では、ICカードは使えないようだが、VISAタッチはできる。
一律170円。安いし、便利だ。
天文館到着。
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建物が新しい
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昔ながらの商店街もある
私の記憶にある天文館とは全く違う。
30年以上前の天文館だから、無理もない。
九州新幹線の開通によって、鹿児島と熊本は大きく発展し、変化した。
大きな商業施設ができ、むしろデパート通りが廃れてしまっている。
九州の中では、福岡があらゆる面でダントツ一位なのは、誰もが認めるところだが、2位争いは熾烈だと聞いたことがある。
熊本は、政令指定都市にもなったので、2位の座を主張するが、それに待ったをかけているのは、鹿児島だと聞いたことがある。
こうして、九州が発展をしている姿を見るのはとても嬉しい。
ただ、飲食店に入ろうとしたら人手不足なのか、私のリサーチ不足なのか、その両方もあってなかなか良い店が見つからない。
だったらいっそのこと、デパ地下で買い物をして、今日の素敵なホテルで食べようと決めた。
今日は家族は知人と会うらしく、別行動だから久しぶりに一人を味わえる・・・
そう思って、鹿児島唯一のデパート、山形屋へ向かった。
「また?」と思った人、正解です。
宮崎にある山形屋と同じ。
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鹿児島唯一のデパート
地方のデパートは19時閉店が多い。
私が駆け込んだのは、18:40。
まず黒豚豚カツを一枚。
サラダ、さらに鹿児島名物「さつま揚げ」、そして半額になっていたおにぎり一個を購入し、路面電車でホテルへ帰った。
持ち帰った惣菜を、電子レンジで温めたり、持参した美味しいお茶を淹れたりしている間にも、ランドリーで洗濯をする。
「住むように泊まる」だな。
こちらのホテルのお風呂は、ちゃんと洗い場まであり、お風呂も広い。
温泉でなくても、十分にゆっくりできた。
なんの不自由もないホテルでの滞在。最高だった。
ちなみに、駐車場料金は、1000円。
ホテル代10,000円!
1人5,000円は、今時破格!
ホテルが提携している、近くの月極駐車場に停めた。事前の予約が必要なので、ご注意ください。
鍛冶屋町電停から徒歩1分程度という、好立地で、周囲には歴史的な施設も多いです。私たちは見ることができなかったけど、ぜひ楽しんで欲しいです。
宿泊先
FAVホテル鹿児島中央
宮崎グルメ
釜あげうどん 重乃井
0985-24-7367