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小学校入学前に悩んでるママへ

発達凸凹ちゃんを育てるママたちにとって、入学前の不安は相当なもの。
入学前健康診断で泣いたママさんが、今だにいるという事実。

入学前のサポートは、まだまだ足りない現状

周囲に理解してほしいと思っても【目に見えない困り感】は、伝わりにくい。
ましてや…こども自身も自分の気持ちを言葉にできないことが多いのだから…
わたしも第1子の入学前は、あたふた慌てふためいて空回りしてました。
入学前の健康診断の時、
どうしたらいいのかわからず、
泣いたこともあります。
周囲に「困っていること」をわかってほしいと思って話をしても、目に見えない困りごとはなかなか理解してもらえないことが多いですよね。



小学校や中学校で、通常学級や特別支援学級を希望しても、必ずしもその通りにはいかないことがあります。
判定結果が進学先を確定するわけではありません。
最終的にどこで学ぶかを決めるのは保護者です。

もし納得できない場合、再度審議をお願いすることもできます。市の教育委員会で審議が行われ、その後、県の教育委員会でもう一度議論されます。

在籍する生徒の数によっては、特別支援学級や特別支援学校に関しては、予算の影響を受けることもあります。

例えば、現在特別支援学級に7人が在籍しているとします。
来年2人が卒業し、4人が新たに希望すると、9人になりクラスを分ける必要が出てきます。
このような場合、軽度と判断されたお子さんは
「まずは通常学級で様子を見ましょう」と言われることもあります。
校区外への進学には「5%ルール」があり、誰でも申請すれば通るわけではないのが現実です。

まずは

ママ一人で抱え込まないで。

わたしは、学校や教育委員会に前もって相談しました。困っていることを話さないとわからないそれは、大人もおなじです。

わたしがしたこととしては…

  • 入学前に学校の授業見学を数回

  • 健康診断前に相談

  • パニックへの対処法を考える

  • 就学相談の最終〆切

  • パパや先輩ママ、周りの人にも相談

これだけでも少しずつ不安が軽くなります。

ママが落ち着きましょう

お子さんが敏感な場合、ママの不安な気持ちが伝わることがあります。結果通知が来るまでは考えすぎないようにして、「どこの学校でも大丈夫」と信じてください。学校の雰囲気は実際に通ってみないとわからないもの。

同じ市内でも、学校によって全く雰囲気が違います。
4月に先生の人事異動があり、
校長先生や担任の先生が変わると学校の雰囲気も変わります。
担任の先生との相性も、通ってみないとわからないものです。
あまり悩みすぎずに、先生方や特別支援コーディネーターにどんどん相談しましょう。

相談できる相手は、たくさんいます

学校にはいろいろな先生がいるので、困ったときは諦めずに相談してみてください。教育支援センターの相談員の方に、学校の先生にどう話すべきかを聞くのも一つの方法です。

以下の順序で相談を進めていくのが一般的です。

  1. 担任の先生(窓口は基本的に担任の先生です)

  2. (いれば)学年主任

  3. 特別支援コーディネーター

  4. 教頭先生

  5. 校長先生

  6. 市教育委員会

  7. 県教育委員会

※川西市の場合、支援コーディネーターは学校に1人以上配置。スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)は中学校区ごとに1人います。また、川西養護学校での教育相談も申し込みできます。
ほかにも用務員の先生、図書室の司書、保健室の先生、生活相談員、先輩ママなどなど
学校にいる先生で話がしやすい人を見つけてみてください。

こんな困りごとはどうすればいい?

例えば、

「大きい音が苦手で固まってしまう」
→健康診断の際は静かな部屋に移動できるようにお願いするのも一つの方法です。

「じっとしているのが苦手で暴れてしまう」
→10分ごとに外の空気を吸いに出てもよいか
前もって相談しておくと安心です。

○○ならできるか?
学校と相談してみましょ

ちょっとしたお願いをすることで少しでもスムーズに進むようにサポートしてもらえます。
どうしてもこどもの調子が良くないときには、かかりつけ医で受診しなおすもありです。
先生としっかり相談して、できる範囲のことを一緒に考えてみてください。

先生とのコミュニケーション

入学時は、みんなが初めて。
凸凹ちゃんのことを知らない同級生も多数。
先生が特性に戸惑うこともあるかもしれません。
そんな時は、前もって面談でお話しするのが効果的です。
複数の先生がいるときに話をするのがベスト。
もし難しい場合は、紙に書いて伝えることで、後からの確認もしやすくなります。

子どもが安心できる環境を整える

入学式や登下校の練習はもちろん大事ですが、何よりも大切なのは、子どもが安心できること。

わたしは、第1子の入学式のときに、彼女がわたしの姿を確認できるように、前の席を確保してもらいました。
前を向くと母が見れる位置ならどこでも可
キョロキョロしてしまうこともふせげました。
お守りできる存在である、わたしがどこにいるのかを知ることで、落ち着くことができからです。

お守りやお気に入りのハンカチをポケットに忍ばせておくのも効果的。
他の子どもに迷惑をかけないように、先生にもパニックになった時の対処法を伝えておくとスムーズですよ。

今からできること

入学までの準備として、少しずつ親子で練習してみましょう。
わたしが実際にやってよかったことを4つ紹介します。

① 登下校の練習

実際に届いたランドセルを背負いながら
投稿時間に小学生が通る通学路を親子で一緒に歩いてみませんか?

道を覚える練習にもなりますし、体力もつきます。登校班(ないところもあります)の雰囲気を確認したり、入学後に誰がどれくらい付き添うかも一度考えてみてください。

② 学校生活のイメージ

絵本を読んで学校生活をイメージ。
実際にお子さんと一緒に入学予定の学校を見学するのもおすすめです。
見学前に〝見る〟ポイントをまとめておくと、安心して準備が進められます。

文房具も小学校用のものを準備しながら、こどもといっしょに遊んでみてください。
文房具は、消耗品なので予備を用意しておくと心に余裕ができます。
消しゴム、鉛筆、定規、絵の具などは予備を持っておくと安心。私はのりを箱買いしておきました。

文房具だけでなく、パンツと靴下も用意しましょう。
新しい環境に慣れるまで、
トイレのタイミングがわからない
トイレをつかえない
お子さんもいます。
万が一のために、ランドセルの前ポケットに予備のパンツと靴下を入れておき、担任の先生にも話しておくといいですね。

靴下も予備があると、雨で濡れたときやおもらしをしてしまったときに助かります。
コップ袋にパンツ、靴下、ビニール袋をセットで入れておくと、教室で取り出しても自然ですし、恥ずかしくありません。

③ 入学式の練習

学校や年度によって対応は違うので、必ずお子さんの通う小学校に確認しましょう。
特にコロナの影響でいろんなものがかわりました。
もしリハーサルがない場合は、前年度の入学式の写真やDVDを借りてみると、お子さんのイメージが広がりやすいですよ。

入学式のお洋服を早めに購入して着る練習をしてみてください。
入学式は意外と長時間なので、着心地を優先して買ってくださいね。
ネクタイやブラウスが苦手なお子さんもいるので、試着してから購入するのが安心です(なくても大丈夫)。
大きめサイズの服を選んでおくと、冠婚葬祭でも使えますよ。

④ 学校の年間行事を把握しておこう

運動会やイベントは、お子さんにとって負担が大きいかもしれません。
例えば、運動会。
ピストルや笛の音は大丈夫か
ダンスの振り付けを覚えるのが苦手
そんな時にどう対応するか、前もって先生と話し合っておくことが大切です。

年間行事やスケジュールを早めに確認し、必要な準備があれば余裕を持って対応しましょう。

学校の準備がスムーズになるグッズ

私が特に役立ったのは「お名前はんこ」と「布用インク台」
持ち物すべてに名前を記入します。
特に教科書は、入学式後すぐに使うのではんこがあると便利です。

100均にあるひらがなはんこは、1年生の時によく使いました。
漢字の名前はんこは、ネットで注文しましたが
書類の時に大活躍しました。
布用インク台は、袋物や体操服に使えます。
3~4月は書類がたくさんあるので、住所や電話番号の印鑑を用意すると時短になりますよ。

私服を買うときの基準

制服だった幼稚園から私服の小学校に通うお子さんの場合、服が足りるか心配になるかもしれません。洗濯の余裕があるように、上下5~6着ほど準備すれば十分です。
スカートが好きなお子さんにはスパッツもオススメです。動きやすく、周りの目を気にしなくてもよくなります。

大事なのは、ママのココロに余裕を持つこと。

余裕があれば、少しのトラブルも乗り越えられますよ。
入学式が終わったら、まずは自分にご褒美をあげましょう!
迷ったときは、信頼できる人に話して、気持ちを整理してみてください。


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なぎちゃん✤発達障害特化型親子カウンセラー
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