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【宿泊記】ゴールデンカムイに登場するお風呂のある宿へ【温泉旅】
11月1日 Fri
ゴールデンカムイ1巻3話で杉元が入っていた小樽のお風呂が、伊豆半島は下田の旅館にあるらしいという噂を耳にし、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かったー
まずは新幹線に乗り、新大阪から熱海へ。熱海で特急踊り子号へ乗り換え伊豆急下田へ向かう。新幹線をスマートEXでチケットレス乗車にしたら、特急踊り子号は紙のチケットを発券せねばならないという謎のハイブリット仕様になってしまった。スマートEXとe5489とえきねっと、同じJRなんだからもっと仲良くして欲しい。
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私事ではありますが、この日は朝の9時から応援しているアメフットチームの試合がありました。リアタイ観戦もしたいし、有給を取っていっそこの日を旅行の出発日にしようという目論見だったのですが、ただでさえクソ回線のdaznとシンカンセンスゴイオソイワイファイとの相性は最悪で、特急踊り子号にはそもそもfree Wi-Fiもなくトンネルも多かったので途中で諦めました。
ですが特急踊り子号は止まる駅すべてにノスタルジックな趣があって、昭和の時代にタイムスリップしてしまったかのような不思議体験ができました。また東伊豆の海岸線を走っている電車なので、車窓からは相模湾の美しい海が見えます。座席はA席がおすすめです。ガチムチの肉弾戦なんて見ている場合ではありません。生粋の関西人なので伊豆にはあまり馴染みがなかったのですが、特急の停車駅すべて攻略してみたくなりました。
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ちなみに試合は後半に入って逆転を許し、13-21で負けていました。昨シーズンは雨に濡れた芝に足を取られ、脳震盪を起こしたCJがその後の2試合欠場することを余儀なくされたので、メットライフスタジアムにはあまりいい思い出がありませんって話誰が興味あんねん。
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▼旅館のすてき内装
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創業は1867年(慶応3年)、およそ150年続く老舗の湯宿です。こちらのご自慢は、なんと言っても”日本一の総檜風呂”と呼ばれる千人風呂。浴槽も壁もアーチを描く天井も総檜で、奥行約20m、幅約5m、深さは最深部で1mもあります。浴場はすべて源泉掛け流しの河内温泉。女湯「万葉の湯」からは千人風呂へ続く扉があり、混浴も可能です。
ですが今回の目的のお風呂は、千人風呂でも万葉の湯でもありません。
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いかがでしょうか?区切られた湯船、お湯が出てくる何か木のやつ、奥の扉、屋根の感じや照明の形などなど、ぜひとも皆さんもお手持ちのテキストと見比べてみてください。小樽のお風呂のモデル説、ありよりのありなのではないでしょうか。
信ずるか信ずねえかはおめえ次第っぺや🫵🫵🫵(田舎伝説大好きニンゲン)
こちらは貸切風呂「一銭湯」。名前の由来はかつて一銭箱に一銭を入れて利用されていたことから。明治の末頃に建てられた金谷旅館さんの中で、最も古いお風呂です。
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貸切風呂は2つあって、受付に貸切中の札が置いてあれば利用可能です。置いてなければ、誰かが貸切中ということになります。ちなみに扉に鍵なんてありません。利用者の皆さんの善意で成り立っています。
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▼こっちはお風呂の扉(向こう側が脱衣所)
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お風呂に入ってすっきりしたところで、街へ繰り出すことにしました。ちなみに金谷旅館さんへのアクセスは伊豆急蓮台寺駅から徒歩5分、伊豆急下田駅からはバスも出ており、河内温泉バス停下車すぐです。
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下田名物、ハリスさんの牛乳あんパンを買いに来ました。なんとこちらのあんパン、じゃらんの「全国発売してほしい!ご当地パンランキング」で1位に選ばれたこともあるそうです。お宿が素泊まりプランしか選べなかったので、翌日の朝ごはんにしました。
余談オブザイヤーではありますが、わたしは札幌のパン屋さん「どんぐり」の黒かりんとうを全国発売して欲しいです。何かやばい粉入ってんじゃないかってぐらいやみつきになるおいしさです。皆さんもぜひ全国発売して欲しいご当地パンがあれば、脳内に直接話しかけてきてください。
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雨も降ってきたので、帰りはバスで帰路につく。夜は婦人大浴場「万葉の湯」へ。こちらも木造の女湯としては国内最大級。木の温もりが感じられる大きなお風呂でチルしてきました。特に好みの男の子も見かけなかったので、混浴も可能な千人風呂には行きませんでした。
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カップケーキのような形をしたパンの中にこしあんとソフトバターが入っていて、あんことバターとそれからパン、三位一体の召されるおいしさでした。
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2日目、この日は湯河原へ向かうことになるのですが、その前に蓮台寺駅にあるコーヒースタンドNEED Uさんへ。こちらで頼んだカフェラテが、田舎の無人駅にあるお店のものとは思えないほどにばかうまでした!!(全方位にケンカ売るスタイル)朝の7時から開いていて、フードメニューもあるようです。
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初めて訪れた下田、温泉もあってごはんもおいしくて、漁師町なのでねこちゃんもたくさんいたりして大好きになりました。(チョロい)都会の生活に疲れたら、またチルしにやって来たいです。