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【宿泊記】ONOMICHI U2 HOTEL CYCLE 旅の話と仕事の話

10月6日 Sun


広島県は尾道市へ行ってきた。前回の白浜旅で体調を崩し、2日間も当日欠勤をしたにもかかわらず、その翌週にはもう有給を申請できるぐらいにはメンタルがゴリラだ。


▼そんなゲロゲロ🤮体調崩し旅の様子はこちらから


まずは尾道駅すぐ「尾道ラーメン たに」さんで尾道ラーメンを食べる。

背脂ちゃっちゃ系でばかうまだった


また尾道と言えば、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で繋いだ「瀬戸内しまなみ海道」のスタート地点。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、全長約60kmのサイクリングロードがある。


ということで、軽率に自転車を借りて島へ渡り、ちょっくら風になってきた。向かったのはしまなみ海道1つ目の島、尾道の対岸にある向島だ。尾道駅近くの渡船乗り場から乗船しわずか5分、運賃は自転車代も含めて110円だった。

これはブルーライン


しまなみ海道にはブルーラインと呼ばれるサイクリストの道しるべがあり、なんとこのラインを辿っていけば愛媛県今治市まで迷わず向かうことができるのだそうだ。自転車を止めていちいち地図アプリを見なくて済む、方向音痴の強い味方だ。


THE BLUE HEARTSの1000のバイオリンや、THE HIGH LOWSの青春とかを熱唱しながら(昭和生まれ)、ブルーラインに沿って進む。イヤホンをしながら自転車に乗る行為は違法なので、これはもう致し方ないことだ。改正道交法の施行は翌月からだったのだが、危険な行為には変わりはない。わたしも人を殺したくない。

これは因島大橋


しまなみ海道2つ目の島、因島へ架かる因島大橋を通り過ぎ、ブルーラインを少し逸れておしゃれなカフェにやってきた。

WILLOWS NURSERY
暑かったので木陰のテラス席でミルクソフトフロート♪
これはパンケーキを頬張る彼越しの海
駐輪場かわいい
これはカフェの目の前の海


こちらのお店以外にも、このあたりにはおしゃれなカフェやレストランがいくつかある。でもこれ以上先へ進むとわたしの体力的に帰れなくなりそうだったので、おとなしく尾道まで帰ることにした。

これは旅の相棒
お前白石だな


自転車は電動自転車専門のレンタサイクル おのチャリ100さんで借りた。わたしの借りたミニベロタイプというやつは、5時間土日祝料金で3,300円、車両保険料がプラスで1,000円ぐらいだった。


でも正直、タイヤの小さい自転車は長距離サイクリングには向かない。わたしは普段から通勤の際にクロスバイク的なやつに乗っているのだが、それでも乗り慣れない自転車は結構腰にくる。


だが海沿いまで来れば景色はとてもきれいだし、聞こえてくるのは波の音と鳥のさえずり、そしてなぜかサムズアップしながらわたしの横を通り過ぎてゆくライダーの皆さん。心地よい海風を浴びながら、風のゆうれいになってしまったジョナサンの行く末に思いを馳せるなどした。(昭和生まれ)


自転車を返却し、いよいよお待ちかねのホテルへ向かう。


▼これは何か蝮のお銀みのある銅像

カップル映り込んじゃったから消しゴムマジック🪄


今回わたしが尾道へやってきたのは、泊まりたいホテルがあったからだ。


こちらは今回宿泊するHOTEL CYCLEが入る、ONOMICHI U2。県営上屋2号倉庫という名の海運倉庫をリノベーションした複合施設だ。ホテルのほかにもレストランやベーカリー、自転車のプロショップなどがある。

これはエントランスの名和晃平
お部屋
バスルーム
お風呂からは海が見える
これは限界BBAの入浴剤
お紅茶とコーヒー
ブックラウンジ
奥に見えますのはバーチャルライドスペース
設計は広島出身の建築家 谷尻誠さんと吉田愛さん


今回はデラックスツインのお部屋に宿泊した。HOTEL CYCLEの名の通り、サイクリストフレンドリーなホテルで、自転車を持ったままフロントでチェックインができたり、自転車はそのまま客室に持ち込むことができる。


またこのホテル名「CYCLE」には、「自転車」のほか「時間の流れ」「循環」の意味が込められている。リラックスした時間を過ごせるよう自然素材を内装に用いた客室には、この土地の伝統産業を素材に活用した家具や、備後産デニムの館内着が用意されている。


前述した通りONOMICHI U2は元々船荷倉庫だった建物で、太平洋戦争中の1943年に建てられた歴史的建造物だ。「まちの中のちいさなまち」をテーマに、古い躯体をそのまま残し、尾道の街の小さな建物が立ち並ぶ風景が倉庫の中につくり出されている。


わたしは海運業界で仕事をしているので、こちらのホテルはずっと気になっていたのだ。今は主に中国発の輸入手配を担当しており、海外からやってきた貨物を国内のお客様の工場などへお届けするだけの簡単なお仕事をしている。


航空業界はいつだって最新鋭のシステムをいち早く導入しているイメージがあるのだが、FAXや小切手、怒れる団塊世代など、海運業界はいつまで昭和の遺物に悩まされねばならないのだろうかと思うときもある。でも世界と繋がれるこの仕事も嫌いじゃないこともないこともない。


仕事が早い大連の人、マイペースでフリーダムな青島の人、クールな上海ハニー、半年先までホリデーノーティス署名に入れてくる香港人など、同じ中国と言えどみんな個性豊かで面白い。


ちなみに今年の10月1日から7日までは、国慶節と呼ばれる中国の大型連休だったため、そのためわたしも休みが取りやすかったのだという弁明をしておきたい。

晩ごはん
これは七色に光るガントリークレーン
ホカンス(深夜2時)
これはButti Bakeryで買ったチョコと焼き菓子
隣ですやすや眠る彼の寝顔、特別に見せたげるね


この日は連続ドラマW ゴールデンカムイ第1話の放送日でもあったので、リアルタイムで視聴した。ドラマとは思えぬクオリティで、あまりの映像美に体の芯から冷えるような心地がした。実は楽しみにとっておきすぎて、8話と9話がまだ見れていないので早く見たい。


10月7日 Mon

朝ごはん


朝ごはんはButti BakeryのクロワッサンとYard Cafeのコーヒーを。実はこのクロワッサンが食べたくて、朝ごはん付きのプランにしていなかったまである。期待通りにサクふわで、結構ボリュームも満点でとてもおいしかった。あとコーヒーもちゃんとおいしいコーヒーだった。(語彙力)


本当はカヌレも食べたかったけど、前日はもう売り切れていて買えず、この日も朝早すぎてまだ売っていなくて買えなかった。

外はどえらい雨


ホテルのコンセプト通り、ひとつの建物の中にひとつの街がぎゅっと凝縮されたような、それでいてひとつひとつがとても洗練されていて素敵な空間だった。搬出を待つ貨物が積み置かれ、フォークリフトが行き交い、「ケースマークと実物の個数合うてないで」「ドライバーさんに貨物明細持たせてって前にも言うたよな」「3日前に搬入?邪魔やからあかん」などといった現場ならではの会話が飛び交う海運倉庫が、こんなおしゃれな空間に生まれ変わっていて驚きだった。ぜひともまた泊まりにきたい。

アニエスベーの船と写り込む傘(雨の日あるある)


大雨の中、千光寺ロープウェイに乗り高いところへ登る。最近わたしの晴れ女率が下がってきている気がするのは気のせいだろうか。

千光寺頂上展望台 PEAK
アタックも驚きの白さ
尾道水道


文学のこみちを通り、千光寺を通り抜け、帰りは徒歩で下山する。千光寺は巨岩の名所とされており、夫婦岩や鏡岩、玉の岩など、珍しい形状の巨岩が多くある。あと何でか知らんがリラックマの絵馬もある。

これはロープウェイから見えた玉の岩
これは多分撮り鉄スポット
ん猫ちゃん!


帰りは猫の細道を通って帰りたかったのだけど、どこがそうなのかわからず、この猫ちゃんが降りていったところかなと思ったんだけど多分違ったっぽい。

こっちにも猫ちゃん!
お昼ごはんは尾道ラーメン 麺屋 響
これは定休日で行けなかったおやつとやまねこ


このあたりは月曜定休日のお店が多いのか、気になっていたお店が軒並み定休日で泣いちゃった。でも海も山もあってノスタルジックな雰囲気が素敵で尾道がとても好きになったので、また遊びに来たいと思う。

これはニンゲンのお土産


さて最後になりましたが、今年もnoteさんから2024年のまとめが届きました。


▼今年よく読まれた記事がこちら

全部2023年以前の記事やないかい


皆さん、過去の記事もお読みいただきありがとうございます。来年はもっとコンスタントに、たくさんの記事をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、皆さんの元にお届けできたらなという希望的観測です。来年も何卒よろしくお願いいたします。


実は今、生まれて初めてインフルエンザに罹患し、熱に浮かされながらこの記事を書いています。なので、おかしな発言や幻覚などが見えてしまっていないか、ちょっと心配しています。


皆さんも体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。



🦍

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