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【極寒】冬の北海道旅行【虎の巻】

先日雪まつりで賑わう札幌を含む、道央3都市を巡る4泊5日の一人旅へ行ってきました。冬の北海道は高校の修学旅行以来、実に何年ぶりになるのかは想像にお任せするとして、何せとても久しぶりです。今回はそんな冬の北海道へ実際に行ってみて気付いた反省点をnoteにまとめました。

これは懐か死の修学旅行の写真(筆者は中央右上)

🐅準備編


-タクシーは捕まらないものと思え

4年ぶりの全面開催となった2024年の雪まつり。実行委員会が発表した来場者数は、8日間の開催期間で大通会場とつどーむ会場には合わせて約238万人、すすきの会場には約113万人とのことだった。雪まつりに春節、良質な北海道のパウダースノーを求めてやって来る海外のウィンタースポーツニキたち。冬の北海道には国内外からたくさんの観光客がやってくる。

また雪まつりの開催期間中に限って言えば、交通規制により会場周辺の道路は結構混み合っていたりもする。その点を踏まえた上で気をつけたいのがホテル選びだ。


-ホテルは駅直結のところがベスト

雪道ではキャスター付きのキャリーケースも引いて歩けないため、手で持って歩くことになる。前述の理由からタクシーが捕まらなかった場合も想定して、雪道を歩かずにたどり着けるホテルを選んでおくのが無難だ。駅直結のホテルやバス停が目の前だったり、札幌駅などから送迎のあるところ、またすすきのの狸小路商店街沿いにも、アーケードを通って向かうことができるホテルがいくつかある。

とはいえそうしたホテルに空きがなかったり、懐事情を鑑みて断念せざるを得ない場合などは、できるだけ大きな駅近くの大通り沿いにあるホテルを選ぶことをおすすめする。


▼今回筆者が泊まったホテルの前の道がこちら

歩道なんてあると思うな校歌


大通りから1本入ったところにある小洒落たデザイナーズホテルに泊まろうものなら、こうした道を歩くことになる。ホームページには最寄り駅から徒歩2分と書いてあったが、それは雪がない状態での話なので決して騙されてはいけない。

ここまでいかにホテル選びが大事なのかを力説してきたが、実は新千歳空港には宿泊するホテルまで荷物を運んでくれるサービスがあったりする。街へ繰り出す前にいったん荷物を預けにホテルへ立ち寄ったり、駅で空いてるロッカーを探す手間などを考えると、利用する価値はありよりのありなのではないだろうか。

ちなみに筆者は札幌での1泊目はホテルのサブスク「HafH」を利用した。土日や大型連休、雪まつりなどの街の一大イベントがある期間中でも平日と同じコイン数で宿泊することができる。今回泊まったのは428コイン(約¥14,000)で、空いてるホテルがすでに高騰しつつあったので、割と良心的な値段で泊まることができたと思う。


-All I need is 保湿

一面に雪が積もる光景からは想像できないのだが、北海道の冬はとてつもなく空気が乾燥している。屋外然り、暖房のよく効いた室内も然りだ。筆者はまだピチピチの30代なのだが、肌の水分が全部持っていかれて全身痒くなったので、ボディクリームは何としてでも持っていかれたし。普段保湿なんてしない野郎共も、ニベアとか持って行けばいいと思う。

あと雪道などは晴れるととても眩しい。積もった雪に太陽の光が反射して、それはもう半端なく眩しい。あいつ半端ないって!後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん普通。そんなんできる?レンタカーなどで車の運転を考えている方や、眩しいとゴルゴ13になってしまいがちな方などは、サングラスを持っておくと安心だ。


🐅現地編

-ありがとうユニクロ ~𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬~

これは雪まつりに行ったときの筆者の服装


雪まつりには札幌に着いた2/10の夜に行った。この日の最高気温は1.6℃、最低気温は-4.1℃だった。インナーには極暖を着て、ヒートテックレギンスも履いている。着替えるときに一瞬エガちゃんになるスタイルだ。マリメッコとコラボしていたヒートテックソックスは、薄いのに暖かくてとても優秀だった。

ただ服装に関しては、冷え込みがそれほど厳しくなかったことと、筆者が未だ衰えを知らぬ新陳代謝の持ち主であることを念頭に置いた上で参考にして欲しい。タイトルに【極寒】とあるが、実際はちょい寒ぐらいだった。あれはああやって書いておけば閲覧者数が増えるかなっていう卑しい下心の現れだ。情報過多のこの時代を生き抜くためには、真贋を見極める力が何よりも必要なのだ。

これは2024年雪まつり会場マップ(公式HPより)


大通公園は1丁目から12丁目まで約1.5kmあり、歩くと30分ほどかかる。来場者数からもわかるように、雪まつりの会場はとても混雑している。大通会場には露店もたくさんあって、温かい飲み物なども売っていたりする。長居しても大丈夫なように、しっかりと防寒をして楽しんできて欲しい。

靴はこれを履いていった


SALOMONというアウトドアブランドのもので、デザインも豊富にあり、靴裏が凸凹していて北海道滞在中一度も転ばなかった。雪道で転ばず歩くコツとしては、「こんなところで転んでたまるか!俺は絶対に転ばないぞ!」という強い気持ちを持つことだ。あとはちょっとツルツルしてて危なそうなところは歩幅を狭めて小刻みに歩くことぐらいだろうか。

転びそうになったときは、変にバランスを取ろうとすると近くにいる人にエルボーを見舞いかねない。時と場合によっては、いっそ流れに体を預けて転んでしまうのも手だ。柔道の受け身を意識して、頭を強打しないようにだけ気をつけて欲しい。

転んでしまっても、その後まるで何事もなかったかのように立ち上がり歩き出すことができれば、あなたも立派な地元民の仲間入りだ。転んで白い歯見せてるやつは間違いなく観光客なので、優しく手を差しのべてやるといい。

画像はZOZOTOWNより


かばんはこれにした。一切れのパンにナイフとランプも余裕で入る大きさがある。やはり慣れない雪道なので、両手は常にあけておけるよう斜め掛けのかばんや、リュックが好ましい。雪が降ってきても大丈夫なように、撥水加工がされているものだとなおよい。

残すは顔面の寒さ対策である。1月に韓国へ行っていた同僚は、歩いていると顔が痛くなったと言っていた。気温が低すぎると、寒いを通り越して痛いのだ。そこで筆者は不織布のマスクをしていき、新たな教訓を得た。

-マスク内の結露 真冬の窓の如し

わたしの熱い吐息と外気の温度差によって、マスク内の結露 真冬の窓の如しである。顔面をどうしても防護したいという方は、強盗がたまに被っている目出し帽なんかがいいと思う。感染対策としてマスクをしておきたいという方は、スポーツメーカーが出してるようなやつをつければいいのでしょうか?(30代 女性)


その他持っていった着替え類としては、ヒートテックジーンズ、ヒートテックコットン、裏起毛ジャナイスウェットなどです。これはもう割と有名な話ではありますが、北海道は公共交通機関や商業施設など、室内はとても暖かいです。むしろ暑いまであります。筆者の兄はもう10年以上も道民やっているのですが、年中半袖脳筋野郎です。脱ぎ着しやすい服装や、その日の目的地に合わせて着るものを選ぶとよいかと思います。

ごはんは札幌駅とか狸小路商店街とかいけば何かしらあります。防寒しすぎててお店入るとちょっと燃えちまうなって場合は、テイクアウトとかしてホテルでパーリナイするのもよいかと思います。最近はテイクアウトのメニューも増えているし、デパ地下やセイコーマートもおすすめです。

これは初日の晩にパーリナイしたときの写真


長くなりましたが、以上をもちまして冬の北海道現地レポートはおしまいです。あまり大したことは書いていませんが、いつか雪まつり行ってみたいなと思っていた迷える子羊の皆さんの一助となれたら幸いです。

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