流浪の旅をした日
行き先を決めていない旅を
"流浪の旅"と呼ぶ。
※勝手にそう呼んでいる
先日、友人と流浪の旅をしてきたので、その1日を書いていこうと思う。
10時30分 駅前集合
中学や高校の時、友達と遊ぶ時は駅前集合だった。大人になると移動手段は車になり、駅前に集合することはなくなった。駅前集合が懐かしく感じた。
10時45分 移動手段はじゃんけんで
今回の流浪の旅は、
・移動手段はバスか電車
・移動手段はじゃんけんで決める
（私が勝ったら電車、友人が勝ったらバス）
・その時の1番早い便に乗る
・行き先は終点
ということで話がまとまった。
さっそくじゃんけんをして移動手段を決める。じゃんけんぽん！・・・友人が勝ったので、バスで流浪の旅をすることになった。
バス停に行き、掲示板の1番上に表示されているバス停に向かう。
10時50分 流浪の旅が始まる
今回の旅メンバーは、私たちを含めて4名。新しく乗り込んできた人は新メンバー、途中下車する人は残念ながら脱退、、、と勝手にバスの乗客をあいのり風に見立てて旅仲間にしてみる。
バスに乗っている間は、最近見ているドラマやアニメの話、新しく行った美容院が良かったとか、そんなたわいもない話をする。
バスに揺られながら、友人とおしゃべりして、知らない道を通ったりと、懐かしくもあり新鮮で楽しかった。
11時30分 終点到着
バスに乗ること40分ほどで終点に到着。全くの初めてという場所ではなく、だいたいこの辺に着くだろうなと予想はついていたので、安心して終点まで乗っていられた。
自然豊かで穏やかな場所。ちょうどお昼前なので、お昼ご飯のお店を探す。ひとまずスーパーとコンビニはあるので安心。スーパーが近かったので、いったんスーパーに入ってみた。美味しそうなお惣菜が色々と置いてあって、飲食コーナーもあって、「ここでもいいよね」と話していた。
そうは言っても、スマホで近くのお店を探してみる。中華・カフェ・そばのお店が出てきた。中華にしようということで、お店まで歩いて行く。お店に着くと、まさかの臨時休業・・・。中華の口になっていたのに・・・（とほほ）
12時00分 おそばやさんで昼食
おそば屋さんに行くことにした。昔から代々続いてきた老舗で、地元で親しまれる人気店の雰囲気があった。店内は満席だったけど、すぐに入れた。温かいそばと天ぷらのセットにした。
クーラーの効いた店内で食べる温かいそばは沁みる。「美味しい美味しい」と言いながら、いただいた。
13時00分 デザートにソフトクリーム
デザートには近くのカフェでソフトクリームを食べた。美味しかった。
13時30分 バスに乗る
美味しいお昼ご飯とデザートまで食べれて満喫したので、バスに乗って駅に戻る。帰りも友人とおしゃべりしていたらあっという間に着いた。こういうのは、行きよりも帰りの方が短く感じますよね。
14時00分 ふらっと映画館
「この後どうする？」ということで、私のやりたかったことを提案。映画館にふらっと行って、その時やってる映画を観ること。これも目的を決めずに行くところが流浪の旅に似ている。
映画館に着いて、1番早い上映開始時間の映画のチケットを購入。「高野豆腐店の春」という映画だった。
14時10分 映画の物語を予想
上映開始時間まで時間があったので、カフェで休憩。映画のタイトルと広告用の貼り紙から、ストーリーを想像する。
下記、私たちの予想↓
地元で愛される高野豆腐屋さんの話。
春というのは娘の名前。お父さんが余命宣告をされたので、娘は仕事を辞めてお父さんの高野豆腐屋さんを継ぐことになる。
お父さんは春（娘の春と季節の春を掛け合わせている）を迎える前に亡くなってしまうが、娘は、亡き父から教わったこと、あたたかい地元の方からの支えもあり、父から引き継いだ高野豆腐屋さんを今日も元気にやっていく。
こうやって、タイトルと貼り紙だけを頼りに、勝手に想像するのもおもしろい😁
15時00分 上映
私たちの予想が合ってたかどうかはネタバレになってしまうので、控えさせていただきますが、これだけは言わせてください。
高野豆腐だと思っていたら、高野（たかの）さんがされているお豆腐屋さんでした。※高野豆腐の話でありません。以上です。
17時30分 やっぱり中華
映画が終わり、晩御飯のお店を探す。昼間に中華を食べる気になっていた気持ちがどうしても諦めきれず、中華料理屋さんに行くことにした。
時間は少し早めではあるけど、お昼はそばだったので、お腹もいい感じに空いていた。オープンと同時に入店。
ビルの屋上で外の景色が見える場所と、店内はアジアンテイストで、雰囲気もロケーションも最高だった。
少し早めの明るい時間から食べ始める外食もいい。貸切状態でメニューもすぐに出てくるし、時間を気にせずゆっくり食べれる。
辛いけどクセになる美味しさ
20時00分 解散
早めの解散というのもいい。お腹がいっぱいになったので、少し散歩をしてじゃあまたね。
今回、流浪の旅をして思ったこと。
偶然の出会いは面白い！！！
今回、流浪の旅で訪れた場所は、車で行こうと思えば行けるし、実際に車で訪れたことのある町だった。
でも、駅前に集合して、どこかに行くことになるのかもわからないワクワク感、バスの窓から見えるのどかな風景、バスで行ったからこそ出会えた美味しいおそばやさんは、流浪の旅でなければ味わえなかっただろうなと思う。
映画だって、たまたま行った出会えた映画。そうじゃなかったらこの映画のこともきっと知らなかった。
今の時代は、なんでも調べればある程度のことはわかる。お店の評価、欲しいもののレビュー、映画やドラマのあらすじ。それを見た上で、自分で選んで決めることができる。便利で効率的で失敗も少ないだろう。
偶然の出会いには、何も分からないまっさらなあ状態だからこそのワクワク感がある。あらすじがないからこそ、失敗も成功もなければ、全てがおもしろさに変わる。
これを人生に置き換えてみる。
自分で決める人生もいいし、
成り行きに身を任せる人生もいい
ってことが言えるのかもしれないな😁
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