夢の話
夢を見た。
憧れの人が出てくる夢だ。
夢の中でもその人はいつもと変わらなかった。
会えることが嬉しくて
話せることが嬉しくて
声を聞けることが嬉しくて
笑ってくれることが嬉しくて
ベッドの上で私はまだ夢の中にいるような心地でそんなことを感じていた。
いつもは夢を見てもほとんどすぐに忘れてしまう私だが、今日の夢だけはなぜか鮮明に覚えていた。
最近、全然会えてないなぁ。
そろそろ会いたい。
会いたいって思ってすぐに会えるものでもないけど。
でも、そんな人がこの世の中にどれくらいいるだろう。
そんな人に出逢えた私はどんなに幸せなんだろう。
そんなことを考えていたら目覚ましが鳴った。